1/2(火) 13:13配信
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オートスポーツweb
FIAカート世界選手権でジュニアワールドチャンピオンとなった中村紀庵ベルタ
10月31日、スペインのカンピージョス・サーキットで開催されたFIAカート世界選手権のOK/ジュニアクラスで、ウエットコンディションのなか日本の中村紀庵ベルタ(エクスプリット/TMレーシング/MG)がジュニアチャンピオンに輝いた。
【ジュニアワールドチャンピオンとなった中村紀庵ベルタ】
このFIAカート世界選手権はカート界の頂点を決めるレースで、世界44ヶ国から総勢185台が参加した。スペインのカンピージョスで予選レース、決勝レースを経てタイトルが争われたが、3年連続でウエットコンディションとなったレースで中村は2位でフィニッシュ。ただトップチェッカーを受けたフレディ・スレーター(コズミック/ボルテックス/MG)がペナルティを受け、中村がワールドチャンピオンに輝いた。
F1チームも注目するこのレースを制し、一躍脚光を浴びることになった中村は、2007年生まれの14歳。日本人の母とスロバキア人の父をもつ。国籍は日本だが、現在は父の仕事の関係でイギリスに住み、多くのドライバーをサポートするBuzzグループが行っているドライバーマネジメントプログラムの一環として、2021年からヨーロッパを中心に国際選手権に参戦してきた。