🏃🏾 スポーツニュース

中日、阪神で活躍した大豊泰昭氏（本名・陳大豊＝写真）が18日午後10時41分、急性骨髄性白血病で名古屋市内の病院で亡くなった。

51歳だった。

台湾出身で20歳のときに来日。

名古屋商大を経て88年にドラフト２位で中日入り。

94年に１０７打点、38本塁打で２冠に輝くなどスラッガーとして活躍した。

２冠を取ったときはシーズン中に左足親指を骨折したが、内緒にして試合に出続けた。

98年に阪神に移籍。

01年に中日に復帰し翌年引退。

通算成績は打率・２６６、２７７本、７２２打点。

93年から憧れだった王貞治の一本足打法に挑戦。

王の打撃技術書を肌身離さず持ち歩き、シーズンオフに外国に行くときにもバッグにしのばせ、本がボロボロになるまで読み込んだ。

長女が生まれると、左腕に赤ん坊を抱き、右手にバットを持ってスイング。

一本足打法の型を身につけた。

練習熱心なことで知られていた。

02年に現役を引退。

名古屋、岐阜で料理店を開いた。

09年に急性骨髄性白血病を発症、妹の骨髄移植手術で回復。

11年６月の本紙「あの人は今」で「（経営する）『大豊ちゃん』を軌道に乗せ、経営を安定させることが、一番の仕事ね」と元気に語っていたが、昨年10月に再発。

ついに帰らぬ人になった。