<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン プレーオフファイナル 2月26日、27日 アリーナ立川立飛>
Tリーグ2020-2021シーズンの年間王者を決するプレーオフファイナルが迫ってきた。
今季は男女別日程での開催。
男子は26日、女子は27日に東京・アリーナ立川立飛にて行われる。
今回は男子のカードの見どころを紹介する。
■2ndシーズン“幻のファイナル”の再戦
男子のカードは木下マイスター東京vs琉球アスティーダ。
両チームのレギュラーシーズンでの勝ち点はともに47。
得失マッチ数差で木下が琉球を上回り、1位通過を決めた。
レギュラーシーズンでの両チームの対戦は琉球が4勝3敗と勝ち越した。
一方で木下は琉球に対してマッチカウント4-0での勝利を2つ挙げている。
3連覇を目指す木下と前半戦をリードした琉球との一戦は熱戦必至だ。
また、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨シーズンのファイナルでは、今年と同じく木下vs琉球のカードが組まれていた。
今回のファイナルは、1年越しの“幻のファイナル”の実現という点でも注目だ。
■3連覇狙う木下 張本はシーズン最多
勝木下はシーズン最終節でビクトリーマッチの末に岡山に勝利し、1位だった琉球を抜いて土壇場でリーグ1位を決めた。
逆転での1位の決め手の一つが、シーズンでの勝ち点4(マッチカウント4-0での勝利)の多さだ。
木下以外の3チームは4-0での勝利が無い一方で、木下は計5試合で勝ち点4を獲得して勝ち点を積み上げた。
その裏にあるのが、水谷隼、張本智和、及川瑞基と3人の全日本王者を擁する、その選手層の厚さだ。
レギュラーシーズンでは張本がリーグ最多の16勝、水谷が13勝、及川は10勝を挙げている。
また、田添健汰はダブルスで計9勝を挙げ、チームを勢いづけた。
Tリーグ開幕以来2連覇を果たし、“絶対王者”として君臨する木下。
盤石の布陣で3連覇に挑む。
■Tリーグ前半戦をリードした琉球 初制覇なるか
戸上隼輔、宇田幸矢、木造勇人ら若手注目選手がそろい、シーズン序盤にはリーグ新記録となる9連勝を挙げるなど、前半戦の主役となった琉球。
終盤にかけて木下に追い上げを許して2位でシーズンを終えたものの、その強さは木下の3連覇阻止を十分に期待できるものだ。
その琉球を引っ張ったのがキャプテンの吉村真晴だ。
リーグ2位の14勝を挙げ、1月には水谷に対して2012年全日本選手権決勝以来の勝ちを収めるなど、その調子の良さがうかがえる。
琉球は悲願の初優勝まであと1勝。
2ndシーズン、戦わずして涙をのんだ“幻のファイナル”のリベンジ。
そして、シーズン終盤に木下に逆転を許して1位を逃したレギュラーシーズンのリベンジを果たすべく、26日の決戦に臨む。
■番外編:サービスの名手 水谷・吉村のサービスに注目
今シーズンのリーグのサービスエースランキングでは琉球の吉村真晴が1位、木下の水谷隼が3位につける。
今回のファイナルではスーパースローカメラ撮影によるRPS(1秒間にボールが何回転しているかの指標)も中継の中で紹介される。
サービスの名手による多彩なサーブにも注目だ。
【日時】2021年02月24日(水)
【提供】Rallys