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■慶祝としか言いようがないご結婚
秋篠宮ご夫妻の長女として誰もが知る眞子さまのご結婚の日取りがほぼ決まりました。

平成30年、西暦2018年の11月4日だとのことです。

当日は日曜日。

すでに国際基督教大学で同級生だった小室圭さんとのご結婚は規定路線でしたが、ようやく日程が明らかになったことでお祝いムードも盛り上がるところです。

現時点では、あくまでもその日で検討とのことですが、具体的に特定の1日が出てきたということは、もう本決まりだと考えて差し支えないでしょう。

これからの1年弱で、なにか余程のことでも起こらない限り、この日程で進んで行くことは間違いないはずです。

当然ですが、皇族のご結婚であるため、一般人同士の段取りとはわけが違います。

納采の儀（結納に相当）、告期の儀（日取りを告げる）、そして両陛下とのあいさつとなる朝見の儀と、いくつもの行事をこなした先の結婚式です。

眞子さまは生まれたときからの環境ですが、一般人である小室さんには大変な重圧となる1年間ではないかと、オヤジながらに余計な心配をします。

思えば、黒田さんのときも大変だったろうなと…。

大きなお世話ですね。

ともかく、世間も慶祝ムードでよいことです。

もっとも、思想信条の事由・表現の自由がある日本のことですから、いろいろな方面から文句であったり批判であったりと、雑音も聞こえてきそうです。

■女性宮家の話がスポットを浴びる？
さて、そうした雑音とは別の次元の問題も持ち上がりそうです。

前々からあった女性宮家の話ですが、眞子さまが皇籍離脱されることで、皇族の人数がまた減ってしまうわけですから、議論が再燃することは間違いなさそうだと考えられます。

女性宮家の誕生に否定的な意見として大きいのは、一般人である男性を父に持つ天皇が誕生する可能性を持つことへの懸念です。

この意見に対する反論は大きく2つあります。

ひとつは、結婚相手の血統を考慮すればよいというもので、もうひとつが、そもそも男系である必要がないというものです。

この話が出る度に浮かんでくるのが、本人の意思はどうなのかということです。

もっとも、皇室に連なる人たちが、個人としてであっても、影響の大きな事柄に意見を述べることはまずないことです。

できるなら、眞子さまだけでなく、佳子さまやその他の女性皇族の考えを聞いてみたいものではありますが。

現行憲法では、基本的人権が保障されているとは言い難いのが皇族です。

憲法解釈がどうであれ、どこへ行くにも皇宮護衛官やSPがついてくる生活で、当然、マスコミにも追い回されています。

護衛やマスコミがいるのは政治家や有名人でも同じことだといえますが、決定的な違いは、政治家や有名人は自分の意思で選んだ道だということです。

そもそも、今回のご結婚にしても、一般の民間人では想像もつかないハードルを乗り越えなければ実現しないものでしょう。

職業選択の自由や居所を定める自由も事実上ありません。

女性宮家の当主になれば、同じような環境が続くことになります。

人間宣言から70年以上経過している現在、もっといろいろと考える必要があるのかもしれません。