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今週に入ってから火山性地震が相次いでいたえびの高原硫黄山では、21日以降、振幅が大きくなっているとして、気象庁は22日、「火山活動がやや高まった状態が続いている」と警戒を呼びかけた。

霧島連山に連なるえびの高原硫黄山では、今月15日以来、地下の浅いところを震源とする低周波地震が観測されており、19日からは火山性地震が増加。

きのう（22日）午後3時までの3日間に発生した合計回数は、117回にのぼっており、21日からは地震計の振幅も大きくなっているという。

火口南側の噴気孔では、地熱や噴気の温度の上昇が確認されており、西側斜面からの湧き水は、昨年秋以降、火山ガス成分の濃度が高まっている。

気象庁は「硫黄山の火山活動はやや高まった状態が続いている」として、小規模噴火が発生した場合、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火山灰、火山れきに警戒・注意するよう呼びかけている。