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　年末年始のテレビ番組で1、2を争うサプライズが、元オセロ・中島知子の『ぐるぐるナインティナイン』（日本テレビ系）出演だった。

　12月30日放送の『ぐるナイ』は、今年度の「ゴチバトル」のクビを決めるスペシャル放送だったが、番組の途中で元ゴチメンバーが登場するコーナーがあり、サプライズゲストとして中島が登場。実に16年ぶりの登場には旧知のナインティナインもあ然とし、岡村隆史は「元気やった？」と声を掛けた。

「中島は松嶋尚美と共にオセロでデビューし、『ゴチバトル』には2002年から2005年まで出演。芸人、女優として活躍していましたが、そこに降って湧いたのが2011年の洗脳騒動です。当初は体調不良による休養と思われていたものの、“霊能者と同居していて、洗脳されている”という報道が登場。表舞台からは姿を消し、2013年にはコンビも解散しました。

　ですが、2015年に『ダウンタウンなう』（フジテレビ系）に出演した際には洗脳についてハッキリと否定し、あくまでも事務所とのトラブルだったと説明。さらに、昨年6月の文春オンラインのインタビューでは、家族から経済的に寄生されていたと告白しており、洗脳の事実はなかったようです」（芸能誌フリー記者）

　今でこそ女性芸人の活躍は当たり前だが、オセロが登場した90年代は、女性芸人がまだまだめずらしかった時代。時代の先を行った彼女が、あらぬ事実で“消された”というのは恐ろしいが、『ぐるナイ』でのやりとりに、お笑い関係者は色めき立っている。

「久々のゴールデン復帰を果たした中島ですが、登場するやいなやナイナイ、ゴチメンバーの千鳥ノブ、田中圭をひとしきりイジり、岡村や矢部との受け答えも呼吸はピッタリ。矢部が思わず『変わってへん』と漏らしたように、ブランクをまったく感じさせませんでした。去り際には、洗脳騒動について『家賃払とるわ』と笑い飛ばし、オチも完璧。あそこまでキレキレなら、すぐに第一線に戻れそうです」（お笑い事務所関係者）

『ぐるナイ』では現在大分に住んでおり、地元でポツポツとテレビやCMの仕事をしていることを明かした中島。本人も「はよ呼んでくれへんかなと」と語り、本格復帰に意欲を見せたが、その希望は遠からず叶うかもしれない。キー局関係者はいう。

「近年テレビ界では女性芸人が引っ張りだこですが、中島のようにMCも出来れば、平場のトークも出来て、ひな壇で裏回しまでできる人はちょっと見当たりません。『ぐるナイ』を見る限り、しゃべりのスキルはまったく衰えておらず、今すぐにでもMCを頼めそうなレベル。ヒロミを見ても分かるように、“一度消えた人”は話題になりやすいので、出演をオファーする番組は現れるでしょう。

　どうやら洗脳騒動は誤解だったようですが、トラブルを経験した人が戻ってくれば、世間は温かく迎えますし、コメンテーターとしても言葉に重みがあります。昨年、仲直りが話題になったおぼん・こぼんとは状況が大きく異なりますが、松嶋尚美との共演という手もある。本人さえやる気なら、すぐに“中央”に戻ってこられるんじゃないですか」（キー局関係者）

　オセロゲームのように、一気に劣勢をひっくり返せるかも？