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「ベネグループ」の人気店「VENET TOKYO ROPPONGI」（以下「ベネ東京 六本木」）でプレイヤー兼プロデューサーとして活躍する「れみ（れみれみ）」にインタビュー。「VENET FUKUOKA NAKASU」（以下「ベネ福岡 中洲」）でのゲスト出勤を終え、初めての挑戦で感じた不安や難しさとは。直前の告知だったゲスト出勤でも1500万円を超える売上を叩き出し、次々と伝説を作るカリスマ性に迫る。

◆れみれみ、初出張の戸惑い

― これまで出張をしたことがなかったというれみれみさんにとって、今回キャリア初挑戦となりましたが、挑戦しようと思った理由を教えてください。

れみれみ：「ベネグループ」は「人やお店のために」と考えたくなるようなグループで、自分が協力することによって少しでもグループが盛り上がるのであればと思いました。今までのキャバクラ歴的に、そもそも頑なに出張に行っていなかったので興味もあって、普段は自分の席にしか付かないのでどういう感じなのだろうという好奇心です。あとは「ベネ福岡 中洲」が20周年で移転したというタイミングだったのと、「ベネグループ」の本社が福岡なので他の店舗に初めて出張するより形として良いかなと思いました。

― 実際に出張してみて感じたことはありますか？

れみれみ：初めて他のキャストの席に付くなど、普段とは全く違うことをやったので新鮮でしたが、人見知りなので「どのように話そう」という戸惑いもあって…。今回は自分が主役ではない席で話したので、ほかの女の子を立てながら盛り上げたり、場の空気を掴む必要があったりしたので、難しさを感じることもありました。

― 戸惑いもあったとのことですが、どのように気持ちを切り替えて2日間のゲスト出勤をやり切りましたか？

れみれみ：多分私は“一匹狼”というイメージが強いので怖いと思われがちで、女の子側も「れみさん付いてほしいです」と言い難いと思って、事前に「どんどん付くので女の子に伝えてくださいね」と黒服さんに言いました。1日目は他にも自分から「どこ付いたらいいですか」や「挨拶に行った方が良い席ありますか」などと聞くようにして、自分のお客さんも同伴しつついろいろな席を回りましたね。

2日目は「結局背中で見せるのが1番早いのではないか」と思って動き方を変えました。やっぱり六本木でしか見られない光景や私にしか見せられない姿、プレイスタイルもあると思いますし、私ができる1番のことはもしかしたら背中を見せることかもしれないと感じたのです。出張の目的は新しい自分を見つけることだったので新しいことをしたかったのですが、それは1日目にできたので、2日目は「やっぱりれみさんは派手だな」と思ってもらい、お店に新しい風を吹かせて自分なりに盛り上げようと考えました。かなり直前に福岡出張を発表したので集客も全然していなかったのですが、東京から会いに来てくれた方や新規のお客さんなどたくさんの方が来店してくれて嬉しかったですね。

◆れみれみ、ゲスト出勤で1500万円の売上達成

― 2024年4月に「FABRIC LOUNGE TOKYO」から「ベネ東京 六本木」に移籍されたときは新しい店舗に行くことへの不安はありましたか？

れみれみ：未来を予想して、自分の中で大丈夫という確信を持ってから動くタイプなのであまり不安はなくて、挑戦という意味で期待の方が大きかったです。何事も人生1回きりだと思っているので、平凡に生きるより波乱万丈の方が楽しい。ゴールしてしまうと飽きてしまうので、自分で設定したゴールに全力で向かって達成するとすぐに次の目標を探します。目標がないと頑張れないです。このような感じでプラスに考えて生きているので、グループが変わるからといってマイナス思考にはならなかったかな。

― では初出張の方が不安は大きかったですか？

れみれみ：出張は移籍ほど大きいことではないので比べるのが難しいですね。今回の出張は不安もありましたが福岡で1500万円売り上げることができて、嬉しかったです。

― れみれみさんのおかげもあって「ベネ福岡 中洲」の移転オープンは大盛況だったのではないでしょうか！

れみれみ：六本木ではなく福岡なので私が1番目立つべきではないと思っていたので「今回はサポート役に回りたいです」と言っていたのですが、最終的に目立ってしまいました（笑）。みんながいい刺激を受けてくれていたらいいなと思います。

― ゲスト出勤1日で1000万円、2日間で1500万円オーバーの売上は伝説ですね！他にも印象に残っていることはありますか？

れみれみ：新しい環境でのバタバタのスケジュールだったので、福岡に来た翌日に体調を崩してしまいました。昼間から病院に行き、点滴を打ったことも思い出深いです。

◆れみれみ、今後の目標とは

― 初の出張が成功に終わりましたが、今後の目標を教えてください。

れみれみ：この1年間でプレイヤーとしては背中を見せられていると思うので、さらなる自分の挑戦として何か目標を作りたいなと思っています。具体的にはまだ決まっていないですが、昼間もアパレル以外に何かやっていきたいですね。

― 貴重なお話をありがとうございました！

バースデーでは1日に1億円の売上、今回のゲスト出勤では2日間で1500万円オーバーなど、次々に伝説を作っていくれみれみ。普段からスタッフへの気遣いを忘れない彼女は今回も体調不良の中、早起きしてお弁当を買いに行った。以前バースデーイベントの取材に行った際も私たち編集部含む全スタッフ分の高級弁当を用意してくれていて、イベント日以外にも月1回振る舞っているという。れみれみに今回の福岡出張でもお弁当を用意したことについて聞くと、「『ベネ東京 六本木』の顔が立つならと思ってささやかですが」と笑顔で答えた。「背中で見せる」と語る彼女はまさにキャバクラ嬢のお手本であり、多くの人が憧れているに違いない。（modelpress編集部）