🌎 国際ニュース

2022年4月21日、韓国・聯合ニュースによると、元慰安婦の李容洙（イ・ヨンス）さんが、来週24日から予定されている政策協議代表団の訪日に同行させてほしいと申し出た。

記事によると、李さんは同日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）次期大統領が円滑な政権移行のために設置した「引き継ぎ委員会」を訪れた。

李さんは「文在寅（ムン・ジェイン）大統領が『被害者中心』の解決をしてくれると信じていたが、またしても裏切られた」とし、「15年に日本と拙速に合意して私たちの心を傷つけた朴槿恵（パク・クネ前大統領）を赦免したのなら、慰安婦問題も解決するのが筋ではないか」と訴え、慰安婦問題を国連拷問禁止委員会（CAT）に付託するよう求めた。

慰安婦問題を国際司法裁判所（ICJ）で扱うには日韓両政府の同意が必要だが、CATは日本の同意がなくても可能だという。

また、李さんは「日本政府に慰安婦被害者の声を直接伝えるべきだ」として、24日に政策協議代表団と共に日本を訪問させてほしいと求めた。

なお政策協議代表団は24日から28日まで日本に滞在し、外務省や国会、財界、メディア、学会関係者らと会談して尹次期大統領就任後の対北朝鮮政策や日韓関係について協議するとみられている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「尹氏側は日本と仲がいい。慰安婦被害者を連れて行くわけがない」「李さんは訴える相手を間違えた。そこは親日残滓党だよ」「親日が被害者の言葉に耳を傾けると思う？」「10億円で日本と合意した人たち。絶対に変わらない」「李さんはようやく、文政権がどれだけ自分たちによくしてくれたか気づくだろう」など、尹政権への厳しい声が寄せられている。

その他「それより尹美香（ユン・ミヒャン、元慰安婦支援団体前代表で支援金流用などの疑いで裁判中）議員を逮捕するよう訴えた方がいい。被害者らの金をくすねたのに何の罰も受けていない」「言いたいことがあるならまずは尹美香議員に抗議するべきだ」「李さん、もうやめよう。今までどれだけ政治に利用されてきたか」「李さんと尹美香議員のせいで他の被害者らは金銭的補償も受けられず亡くなっていった」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）