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韓国外交部（外務省に相当）が中国国家博物館が「高句麗」と「渤海」を韓国史から省いた年表を展示したとして是正を要求していたなか、この展示物の撤去が決まった。

外交部の関係者は15日午後、「中国側が、これまで最も問題となっていた特別展の韓国史年表を優先的に撤去することにしたと外交ルートを通じて、韓国側に連絡してきた」と明かした。

また「中国側は、今回の件が何か意図があって起こったことではないという点を明白に伝えてきた」としたうえで、「必要な措置を通じた問題の複雑化防止など、『歴史問題関連2004年中韓間共同認識』に対する外交部など中国政府の尊重の立場に変わりがないことを再確認した」と伝えた。

これに先立ち、韓国外交部の関係者は去る14日「展示物について、外交ルートを通じて中国側に問題提起した」と明かした。

中国国家博物館は去る7月26日から10月9日まで「第12回日中韓国立博物館長会議」の特別イベントとして特別展を開催している。

この特別展示会に韓国史の年表が展示されており、この年表には新羅・百済・伽耶・統一新羅・高麗・朝鮮が表記されている。しかし、「高句麗」と「渤海」が削除されているという。

これは、中国国家博物館が韓国国立中央博物館から提供された内容を「任意に修正し、わい曲しているため」と韓国メディアは伝えていた。