2010年に米国の観測チームが発見して以来、8年間ずっと行方不明だったサッカー場くらい大きな天体が、日本時間16日朝、地球に最接近していたことが明らかになった。
再発見された迷子の天体は、米アリゾナ大学の小惑星探査チーム「カタリナ・スカイサーベイ」が2010年11月に発見した小惑星「2010 WC9」だ。
追跡開始から11日目に行方不明になった小惑星は、今月8日、アリゾナ州のテナグラ天文台とイタリアの観測チームによって地球から73万キロの距離まで近づいているのが見つかった。
天体の直径は推定38〜119メートル。
ジャンボジェット機の全長より長く、サッカー・フィールドの長さとほぼ同じ。
テナグラ天文台によると、この小惑星は日本時間16日午前7時5分、地球から月までの距離の約半分にあたる20万キロまで最接近したのち、無事に通過していった。
同天文台とコネチカット州のスロー天文台の観測チームが、地球に最接近する直前の小惑星の撮影に成功している。
https://twitter.com/mppaolucci/status/996500086116...
【日時】2018年05月16日(水) 16:39
【提供】ハザードラボ