ダイハツ、国内4工場で8月から9月に一時停止 感染拡大で部品不足
ロイター / 2021年8月20日 18時23分
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8月20日、トヨタ自動車傘下の小型車メーカー、ダイハツ工業は、国内完成車工場4拠点の生産ラインの一部で8月下旬から9月にかけて稼働停止日を設けると発表した。写真は同社のロゴ。2017年10月、都内で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 20日 ロイター] - トヨタ自動車傘下の小型車メーカー、ダイハツ工業は20日、国内完成車工場4拠点の生産ラインの一部で8月下旬から9月にかけて稼働停止日を設けると発表した。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足のためで、停止日数は最長17日間に及ぶ。停止期間中の減産規模は計3─4万台程度となる。
稼働を一時停止するのは、滋賀第2工場(滋賀県竜王町)で17日間、本社工場(大阪府池田市)で10日間、京都工場(京都府大山崎町)で3日間、子会社であるダイハツ九州の大分第2工場(大分県中津市)で8日間。
生産車種は、滋賀第2工場がトヨタ「ライズ」やダイハツ「ロッキー」など、本社工場がトヨタ「ルーミー」や「パッソ」、ダイハツの「トール」や「ブーン」など。京都工場ではトヨタ「プロボックス」を手掛ける。大分第2工場はダイハツの軽自動車「ミライース」などを生産している。
一方、海外工場については、マレーシアで8月17日以降、稼働を順次再開しており、インドネシアでは通常稼働となっている。