――参院予算委では定額給付金の支給を訴えていました。給付金が最も効果的と考える理由は何でしょうか。
まずは現金が直接、早く確実に一人ひとりの手元に届くということです。仮に低所得者層に絞って給付しようとなった場合、どこを基準にするのか。チェックを誰がするのか。どういうプロセスを踏むのかという問題があり、手続きが煩雑になるほど時間がかかります。昨年の一律支給でさえ、2カ月半ぐらいかかっていたことを考えると、要件のチェックをしなくていいというのが圧倒的な強みです。貯金に回るだけといった批判的な見方もありますが、一方で、お米が買えました、という意見もあるわけです。必要としている人に届けるべき、というのは理想ですが、今は出来る仕組みがありません。要件を厳しくしたり、申請書類を多くしたりすると返って必要な人に届かなくなってしまうのです。
「国民一律の給付金再支給を」国会で訴えた生活困窮者支援NPO法人・大西連氏に聞く
これらの声をそろそろ重く受け止めてほしいし、自民党の中堅、若手議員たちは麻生財務相らに臆することなく、堂々と一律給付の再支給を求めるべきだ。
繰り返しになるが、麻生財務相は現段階でも、現金一律給付の再支給だけでなく、困窮者に限定した現金給付さえも「考えられないでしょうね」と発言している。
あくまで、各種支援策は用意し尽くしており、それを活用すれば万全とでも誤解されているようである。
これは菅首相も同じであり、彼も現段階では「最大200万円までの貸付制度があり、最終的には生活保護がある」と答弁しているだけである。
まずは現金が直接、早く確実に一人ひとりの手元に届くということです。仮に低所得者層に絞って給付しようとなった場合、どこを基準にするのか。チェックを誰がするのか。どういうプロセスを踏むのかという問題があり、手続きが煩雑になるほど時間がかかります。昨年の一律支給でさえ、2カ月半ぐらいかかっていたことを考えると、要件のチェックをしなくていいというのが圧倒的な強みです。貯金に回るだけといった批判的な見方もありますが、一方で、お米が買えました、という意見もあるわけです。必要としている人に届けるべき、というのは理想ですが、今は出来る仕組みがありません。要件を厳しくしたり、申請書類を多くしたりすると返って必要な人に届かなくなってしまうのです。
「国民一律の給付金再支給を」国会で訴えた生活困窮者支援NPO法人・大西連氏に聞く
これらの声をそろそろ重く受け止めてほしいし、自民党の中堅、若手議員たちは麻生財務相らに臆することなく、堂々と一律給付の再支給を求めるべきだ。
繰り返しになるが、麻生財務相は現段階でも、現金一律給付の再支給だけでなく、困窮者に限定した現金給付さえも「考えられないでしょうね」と発言している。
あくまで、各種支援策は用意し尽くしており、それを活用すれば万全とでも誤解されているようである。
これは菅首相も同じであり、彼も現段階では「最大200万円までの貸付制度があり、最終的には生活保護がある」と答弁しているだけである。