行政院(内閣)情報通信安全局の簡宏偉局長は議会で、台湾当局のネットワークが「1日に500万回の攻撃やスキャン」を受けていると述べた。スキャンとは、サーバーの弱点を特定する試みのこと。
台湾を主権国家とみなす蔡英文氏が2016年に総統に就任して以来、台湾は中国がサイバー攻撃を強化していると訴えてきた。台湾当局は昨年、中国のハッカーが少なくとも10の当局機関に侵入し、約6000件の電子メールアカウントにアクセスしてデータ窃盗を試みたと発表していた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
[匿名さん]
台湾、中国からの「グレーゾーン」攻撃を警戒 対策強化へ
11/14(日) 13:40配信
616
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
台湾の蔡英文総統=米ニューヨークで2019年7月12日、隅俊之撮影
台湾の蔡英文政権が、サイバー攻撃、台湾海峡周辺での軍事的な活動、フェイク(偽)ニュースの拡散など武力攻撃とは判断できない「グレーゾーン事態」への警戒をこれまで以上に強めている。台湾軍は、中国の習近平指導部が、台湾社会を混乱に陥らせて「戦わずして台湾を勝ち取る」ことを狙っているとみている。
台湾国防部(国防省)が発表した2021年版の国防報告書によると、19年~今年8月、中国からのサイバー攻撃とみられる異常なアクセス数が14億回を超えた。国防部は今年7月には、政府や軍の関係者、与野党幹部らが利用する無料通話アプリ「LINE」のアカウントがハッキング攻撃に遭ったと発表している。中国がサイバー攻撃によって、中枢機能の破壊を試みる可能性があり、台湾当局は対策を強化する方針。
国防報告書によると、20年9月~今年8月の1年間には、中国人民解放軍の戦闘機「殲16」や対潜哨戒機「運8」、爆撃機「轟6」など延べ554機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入した。台湾軍は緊急発進(スクランブル)の対応に追われた。中国側には台湾軍を消耗させる狙いもあるとみられる。
さらに台湾当局を悩ませているのが偽ニュース攻撃だ。台湾側は、その多くが中国本土からとみている。台湾内政部(内政省)の陳宗彦・政務次長は毎日新聞の取材に対し「新型コロナウイルスの感染が拡大した時期に、台湾政府を非難したり、社会の不安をあおるような内容の偽ニュースが増えた」と指摘する。民間団体「台湾ファクトチェックセンター」によると、コロナの感染が急拡大した今年5月ごろに寄せられた偽ニュースに関する情報提供は通常の5~6倍に膨れ上がった。
シンクタンク・遠景基金会の頼怡忠・執行長は毎日新聞の取材に「中国による偽ニュース攻撃は、昨年までとは比べものにならないほどに組織化されている」と指摘する。【台北・岡村崇】
[匿名さん]
台湾は「対権威主義の最前線」 オードリー・タン氏―民主主義サミット
2021年12月10日22時01分
台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員=2020年6月、台北(AFP時事)
台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員=2020年6月、台北(AFP時事)
【ワシントン時事】台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(閣僚)は10日、「民主主義サミット」に寄せたビデオメッセージで、中国を念頭に「台湾は若い民主主義だが、権威主義との世界的闘争の最前線に立ち向かっている」と強調した。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり権威主義体制は公衆衛生の名の下に人権侵害を正当化したとした上で、「台湾はロックダウン(都市封鎖)をせずに新型コロナと闘っている」と訴えた。
台湾識別圏に中国軍機13機 米「民主主義サミット」に反発か
唐氏は「台湾政府は外国人記者やNGOの駐在を支持している」と説明。中国から追放された米国メディア特派員も含め、過去2年間で50人以上の外国記者を受け入れていると指摘した。
[匿名さん]