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　インターネットでの中古品買い取りで業者が先に現金を振り込む「先払い買い取り」の手段を用いて違法に貸金業を営み、約140倍の高金利で金を受け取っていたとして、茨城県警ひたちなか署など10署、県警生活環境課などの合同捜査本部は17日、貸金業法違反と出資法違反の疑いで、東京都練馬区貫井1丁目、自称会社役員、男(45)ら都内やさいたま市在住の23歳から45歳の男11人を逮捕したと発表した。

　逮捕容疑は共謀し2021年11月12日～昨年6月10日、都の登録を受けず「トライ」の名称で茨城県内の男性(44)ほか10人にスマートフォンやゲーム機の買い取りを装って現金94万4000円を貸し付け、法定の約33倍から約73倍の利息を受領する契約を結び、その後、契約不履行があったとして違約金名目で法定利息の約31倍から約140倍に当たる計70万8千円を受け取っていた疑い。逮捕は今月15、16日。

　男らは客に商品の画像を査定名目で送信するよう求め、届くと代金を客に送り、その後に商品が届かないとして「違約金」として送った額を超える金額を上乗せして請求していた。捜査本部は犯行に使われたとみられる携帯電話機やパソコンなどを押収した。

【日時】2023年01月17日 10:33
【ソース】茨城新聞クロスアイ