165
2017/02/08 13:38
爆サイ.com 南関東版

ポーカー・オンラインカジノ





NO.11451579

ポーカーTIPS
あちこちで読んだり聞いたり学んだりした、
ポーカーの勝ち方を書いていこうと思います。
(おもにノーリミットホールデムについて。)

TIPSとは『コツ・秘訣』という意味みたいです。
報告閲覧数78レス数165
合計:

#1162009/04/22 08:33
>>115
そこをなんとか教えてくださいよ〜
あなた様のおすすs目がききたいです

[116]

#1172009/04/22 08:44
>>109
「降りずにいられないフルハウス」を先日体験しました…orz

相手SBでリンプ、
こちら(BB)45でコールしてヘッズアップ。

フロップA55と出て、相手がポットベットしてきたので
Axであろうと思いコール。


ターンは……A。相手オールイン。……ハァ。
さすがに行けません。

A持ちだったら基本的にどれだけ打ってもオリてくれないだろうと考えると、
傷が浅くてよかったと思うべきなのでしょうか?

[名無しさん]

#1182009/04/23 10:48
>>116
プリフロップは場の雰囲気をきちんと読むこと。
(ルーズ卓なのか、タイト卓なのか、コール卓(造語?だけど良くある)なのか)
フロップ以降は相手のキャラに応じた対応。
一手一手何故こう打ったのかを人に答えられるようにする。

自分で言ってなんだが、フロップ以降は正直難しい。
というか正解は無いと思っている。
だからこそ、せめて打ち負けても自分が納得できる打ち方を
する様に心がけている。

[名無しさん]

#1192009/04/23 10:51
TIPSじゃないなこれ w
TIPSだったらSmallball。
(これもTipsというよりはtacticsかな・・・)

[130]

#1202009/09/06 08:15
トーナメントプレイ(ショートスタック) フルティルトポーカーストラテジーガイドより要旨翻訳

◆13-15BB持ちのとき
スチールしにいったり、フロップを見に行くのには問題がある。
失敗したら10BB程度に減ってしまい、「リレイズスチールオールイン」という
強力なオプションが使えなくなってしまうからだ。このスタックではリスチールを狙いに行く。
リスチールオールインは、
・ルーズアグレッシブなオリジナルレイザーを狙う
・レイザーがアベレージスタック(ショートスタックだとコールされてしまう。逆にビッグスタック過ぎてもルーズにコールされる可能性が高まる。)
・ドミネイトされにくいハンドでやる。(A5やKJよりも76sや66等でやったほうがAK等にコールされてしまったときにチャンスが大きい。)
・オリジナルレイザーにフラットコールした奴がいれば、リレイズすればそいつは降りる可能性が高いのでお得。

◆8-11BB持ちのとき
参加するならオールインしか道は無い。
アーリーポジションなら通常よりタイトに。
レイトポジションなら通常よりルーズに。
アンティ有りなら、フォールドで回ってきたボタンやカットオフでエニーハンドオールインすらあり。
(但し、A2等はコールされたときにドミネイトされていやすいので止めた方が良い。)

[cc]

#1212009/09/06 08:20
◆4-6BB
オールインしたらコールされるものと考える。
(特にアンティありの場合、ブラインドは広いハンドでオッズに合ってしまう。)
なので、ある程度はハンドを絞りたい。
コールされてしまうものと考えるならば、ミドル〜スモールのスーテッドコネクタの価値は下がる。
ペア、AK、AQ、AJ、AT、レイトならKQ、KJあたりをプレイしたい。

既にレイズが入っていて、誰かがそれにコールしていたならば
98s等でもリレイズオールインして、オリジナルレイザーがアイソレーションリリレイズ
(間に入っているコーラーを降ろして1対1に持ち込むためのリリレイズ)することを期待する。
間に入ったプレイヤーが降りてくれれば、彼が払った分はボーナスになる。

[cc]

#1222009/09/06 09:16
↑これためになりますね。
どんどん続けていただきたいです。

[名無しさん]

#1232009/12/05 03:51
このTIPSのオマハ版はやらないんでしょうか・・・などと言ってみたり

[名無しさん]

#1242010/02/03 00:16
ありがたいことに一通り読んで特に目新しいと感じるものはなかったな。
用語はともかく、理屈は当然だと思ったし。

ただ直近のフルティルトのショートスタックでの打ち方だけは違和感がある。
オンラインならBBはこの半分ないし3分の1だと思う。

ストラクチャーの違いが打ち方に最大の影響を与えると思うんだが、この点に言及したものがあまりないのが残念だ。

[名無しさん@ポーカー大好き]

#1252010/05/22 23:45
>>123
オマハ版みたいですね
期待してます。


#1262013/11/23 09:07
>>28まで読んだけど、御礼を一言。
CCさん、ありがとうございます。
ゲームに夢中にならないで、早くここを読めば良かった。。。
PORKER、おもしろいですね。
酒も止めてPORKERに夢中です。
板汚し、失礼しました。。。

[sage]

#1272013/11/23 20:07
>>126さん
ありがとうございます!
そう言っていただけると嬉しいです

[cc]

#1282013/12/31 02:00
リングゲームでフロップでその時点で最強のワンペアかオーバーペアを持っていてポットベットしてリレイズされたらオールインするべきでしょうか?

[名無しさん@ポーカー大好き]

#1292013/12/31 02:34
初心者スレで聞くのがいいと思うよ。そして聞いたとしても返ってくる答えは
「場合による」だろうね。チップ量、ポジション、プリフロのアクション、
さらに、そのペアがAかそれ以外かによっても違うしね。


#1302014/01/08 17:49
そんな簡単なゲームじゃないんですよ!


#1312014/02/06 09:35
あなたのポーカーをより知的に改善する10の習慣。この10個のステップを
1年間、習慣づけよう(今年の年初の記事)。

Step 1:大きく勝った(75bb以上)ハンドを5個以上分析する
Step 2:大きく負けた(75bb以上)ハンドを5個以上分析する
Step 3:IPで3betにコールしたハンドを5個以上分析する
Step 4:ボタンからのレイズに対し、ブラインドから3betしたハンドを5個以上分析する
Step 5: http://forumserver.twoplustwo.com/38/small-stakes-pl-omaha/3k-milestone-post-10-points-advice-become-stronger-more-successful-poker-player-1383808/ を読む
(概要は http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/15823/1343660422/1175-1179 で紹介しています)
Step 6:イニシアティブなしに77-JJをプレイしたハンドを5個以上分析する
Step 7:OOPからAKで3betしたハンドを5個以上分析する
Step 8:Applications of No-Limit Hold 'em( http://www.amazon.co.jp/gp/product/1880685558 )のThe Basicsの章を読む
Step 9:シングルレイズポットで、ターン、リバーではヘッズアップになっており、
   ポジションが悪いが、イニシアティブを持っている状況のハンドを5個以上分析する
Step 10:シングルレイズポットで、ターン、リバーではヘッズアップになっており、
   ポジションはあるが、イニシアティブがない状況のハンドを5個以上分析する

■Developing Habits: 10 Steps to More Mindful Poker in 2014
http://www.cardrunners.com/blog/verneer/developing-habits-10-steps-to-more-mindful-poker-in-2014

[出来事]

#1322014/02/06 09:44
良記事age 出来事さんいつもありです。

イニシアティブとはどういう意味でしょうか?
ベットリードのことなのか、何か手ができた、とかそういう意味でしょうか?

[名無しさん@ポーカー大好き]

#1332014/02/06 09:57
>>132
ttp://gyazo.com/620726eaa30ae71673611de9b6b4c958

[名無しさん@ポーカー大好き]

#1342014/02/06 10:46
>>132
ターン、リバーでリードベットをしたプレイヤーをイニシアティブを持つと
呼んでいるようです。

Step9の動画: http://www.youtube.com/watch?v=vxYnKlrSx4g
Step10の動画: http://www.youtube.com/watch?v=koZTpsqxnPY
具体的なHM2のフィルター設定の説明もあり。

[出来事]

#1352014/02/15 08:31
■私が絶対やらない4つのプレイ

(1/4)
優れたポーカーの格言は「決してこうすべきではない」とは決して言わない。もしも
これはしないと決めているプレイがあるなら、そのことで非常に予測しやすい
プレイヤーになってしまう。
しかし同時に、私が決して取らないアクションをやっているプレイヤーを見かける
ことがある。そのようなアクションの中には、戦略を複雑にしすぎないためあえて
控えているプレイもある。それ以外の私がしないアクションは、そのプレイが間違った
やり方だと考えているからだ。私が絶対やらない4つのアクションを述べる。

1.情報を得るためにベット・レイズする(確認ベット)
自分の立ち位置を確かめるだけのベット/レイズはしない。これは悪いプレイだと思う。
まず、もし相手がそのベットにフォールドしなければ、だいたいの場合自分の立ち
位置はわからない。例えば、A-8 を持っていて、J-8-3 の2枚同スーツのフロップで
ベットして、相手がレイズしてきた。自分がどの立ち位置かわかるだろうか。
通常の相手なら、その答はノーだ。相手はセットもオーバーペアーもトップペアも
フラッシュドローもストレートドローもありうる。ベットしたにも関わらず、自分の
立ち位置がわからないまま、苦境に追い込まれている。

もっとよくある例として、自分の立ち位置を確かめるためにレイズし、相手がコール
してきたら、相手は何を持っているといえるのだろうか。コールしてきたのは、強い
ハンドだから? ドローだから? ブラフキャッチなのか? …
どれなのか、わからないだろう。

ナッツを持っているプレイヤーは情報を得るためにレイズしない。情報を得るための
レイズはマージナルなハンドで行われる。情報を得るためにベット/レイズするという
ことは、マージナルなハンドなのに大きなポットを作っているということになる。
その上、自分が勝っているのか負けているのかさっぱりわからない。

自分のハンドの立ち位置がわからないのは相手から見てもそうなのだから、問題では
ない。対等の条件だ。不確実さを受け入れ、バランスの取れた戦略で普通にプレイした
ほうがいいだろう。

[出来事]

#1362014/02/15 08:32
(2/4)
2.ターンでハンドにコミットしたオールインする
次のようなアクションを非常によく見かける。フロップが A-9-6 で、ベットに対し
ボタンがコール、ターンが Q でボードにフラッシュドローが見えた。再度ベットした
プレイヤーに対し、ボタンがポットサイズほどのレイズオールイン。
ボタンは A-T のトップペアマージナルキッカーであった。ボタンは、ターンにおいて
A-T というハンドはコミットするか、コミットせずにフォールドかの2択と考えている
ことだろう。そしてコミットする覚悟を決めたなら相手のベットにコールするよりも
自分がアグレッサーになった方がいいと思ったのだろう。

このような考えは正しくない。ターンでコールしたからといって、リバーでもコール
しなければいけないわけではない。バランスのとれた戦略でプレイしているなら、
リバーでも続けてベットされたら降りるアクションも混ぜていくことになる。ターンで
ベットしてきた相手がリバーでもベットしてくるとは限らない。(もし、ターンで
ベットした場合はリバーでも必ずベットしてくる相手がいれば、ターンでレイズしては
ならない。この場合自分はコールダウンすることになる)

ターンでコールした場合、リバーはチェック/チェックで回り、自分が勝っていることも
時々ある。もちろん、ターンでオールインするハンドもあるだろう。しかし、この
ボードでの A-T はターンでのオールインには最悪のハンドである。オールインはすごく
強いハンドか、(セミ)ブラフの時に行うのがよい。例えば、A-9-6-Q のボードで QQ や
8-7 でのオールインはできるだろう。しかし、A-T でオールインするのは愚行である。

[出来事]

#1372014/02/15 08:32
(3/4)
3.フロップ、ターンでコールしておきながら、リバーでドンクベット
この例は少し複雑である。フロップでチェックコールしたプレイヤーがターンでも
チェックコールしてきたが、リバーで突如オールインしてくる場合の話である。

私自身はこのようなプレイをしない。このアクションが前2つの例のように間違った
プレイだとまでは思わない。しかし、このようなアクションが適切なハンドがどれ
くらいあるのだろうか。このリバーのベットは、非常に強い手かブラフしなければ
ならない場合かの両極にあり、非常にポラライズされている。しかし、ターンで
あなたはチェックコールしており、このアクションはモンスターでもブタでもない
中庸なハンドを持っているということであり、ターンのアクションとリバーのアクションが
矛盾している。

このプレイの辻褄があうのは、リバーのカードで大きく状況が変わった時、例えば
ストレートやフラッシュドローが完成したときであろう。

しかしながら、ドローを完成させるカードは、悪いポジションからプレイしている
ものにとっては通常、厳しいものである。ターンでコールした中くらいの強さの
ハンドの大半はもはや負けが明らかである。ドンクベットできるハンドでなければ、
チェック/フォールドせざるを得なくなる。

リバーのドンクベットがよい場合も確かに存在するが、大半の場合リバーでチェック
した方が好ましいと考える。
(注:リバーでストレートやフラッシュを引いた場合に限ってドンクをすると、
チェックのレンジが悪くなるので、ドローを引いてもチェックした方がバランスの
面でよいのでは、という主張だと思われます。)

そして最後に、このようなプレイがブラフだったというシーンは経験上ほとんどない。
このプレイは墓穴を招いている。リバーでいきなりドンクオールインしてくる相手には
単にフォールドすればよいからだ。そして、もしチェックしてきたら、ブラフベットの
頻度を増やすことで、より多くのポットを獲得できる。

このプレイの意味がよく理解できていないのであれば、私からのアドバイスはこのような
プレイをしないことである。

[出来事]

#1382014/02/15 08:33
(4/4)
4.SB以外からのプリフロップのオープンリンプ

スモールブラインドにいる場合を除き、もし私が最初にポットにチップを入れるチャンスが
あるならば、リンプインは絶対にしない。ほとんどのゲームでは、ブラインドを勝ち取れる
チャンスがあればそれが好ましい。ルースなテーブルであれば、ブラインドを単純に
スチールできることはほとんどないだろうが、レイズできるハンドであれば、
プリフロップでポットを膨らませられるのは望むところだ。

しかし、スタックサイズやハンド、スチールはできそうにもない、ポットを大きく
したくないなどの状況から、どうしてもリンプしたいことはあるだろう。相手から
すると、なぜリンプをするのかを考えることでハンドがわかってしまう。そのため、
それ以外のハンドでもバランスを取るためのリンプをする必要が出てくる。でも、
そうしたくはない。

理論的にはオープンリンプが正当化される状況はあるが、実戦では私自身はオープン
リンプしない。そして、オープンリンプしているプレイヤーの99%は単に下手くそだと
判断することにしている。

■Poker Strategy With Ed Miller: Four Plays I Never Make
http://www.cardplayer.com/poker-news/16776-poker-strategy-with-ed-miller-four-plays-i-never-make

(注)3,4 は、要するにバランスを取ることが困難だという意味です。バランスとか
考えていない相手ならばいいのかもしれませんw 特に3.は議論の余地はあると思います。

[出来事]

#1392014/02/15 10:41
出来事さんいつもありがとうございます。

ちなみに4に関連して、SBからのリンプに正当性があるのはどのようなハンドでしょうか?
ローペアなど、リレイズがきたらフォールドだけど、
リンプに対してのレイズであればコールできるようなハンドがそれに当たりますか?


#1402014/02/15 21:40
>>139
ポーカーの戦略については他の方が詳しいと思いますw
ハンドというよりスタックや状況などに依存すると思います。

[出来事]

#1412014/03/19 10:33
(1/4)
■はじめに

数十年前のポーカープレイヤーは、ただ自分のハンドだけを考えてポーカーをプレイする
だけだった。そして当時存在したポーカーの本数冊のうち、手に入った1冊を読むのが普通の
姿だった。プレイできるハンド数も少なく、基礎を学ぶことにすらたくさんの時間を要した。

現在では、ポーカーを学びプレイを改善するのは簡単である。みんながポーカーの勉強と
改善を続けている。それゆえ、怠惰なものにとってはより厳しい環境になっている。

一生懸命勉強して自分のポーカーを改善する気持ちはあるのに、具体的にどうすればいいか
わからない人へ向けて、その方法を記そうと思う。

■勉強する理由

ポーカーは“ミス”のゲームで、相手よりミスを少なくすること、あるいはミスによる
損失をより少なくすることが目的である。ミスの数を減らすためには、勉強の時間をとる
ことが必要だ。そしてほとんどの対戦相手も同じようにミスを減らすための勉強をして
いるので、このプロセスに終わりはない。勉強量が少なければ少ないほど、ミスの数を競う
戦いでは敗者になっていくことだろう。

もしも、あなたが単にプレイだけしているならば、同じことを繰り返ししていることになり、
今のレートでプレイするのが精いっぱいで、最終的にレートダウンを余儀なくされるであろう。
勉強をするということは、新しいことを学び続け、ゲームを新しいものにし、自分自身も
新しくし続けるということだ。

ダウンスイングにあったとき、プレイが悪かったのか、単に悪い方の分散が起こった結果
なのかがわからなかったら、勉強が必要だということだ。確固たるデータやプレイの根拠に
なる理由を持つことがあなたのプレイの支えになり、日々のスイングにとらわれず、ゲーム
そのものの改善に注力できるようになる。何かの勉強を始めることは、雨の日にジョギングに
出ようをしようとすることと似ている。外に出るのは非常におっくうであるが、外に出て
ジョギングを始めれば素晴らしいことだとわかるだろう。

あなたのポーカーのスキルに応じて、違う学習法が必要になってくる。そのため、この記事は
2つに分けて私がポーカーのプロフェッショナルとして学んできたことをお伝えしようと思う。

この記事では、ローステークス向けの内容を説明し、明日の記事ではミドルステークス向けの
内容を説明する。

[出来事]

#1422014/03/19 10:35
(2/4)
■ローステークスプレイヤー向けの学習法

学習法にはいくつかあり、どれがよいかは人それぞれだ。新しい種類のゲームについて学ぶ
ときは、私個人はそのゲームについての本をまず読み、紹介されていたコンセプトを少し
プレイして自分で試してみて、プレイ中に気になったハンドをレビューしてみる。そして、
その本のコンセプトを一通り身に付けたと思ったらより高度な概念をビデオ教材から学ぶ。

ポーカーに充てる時間のうち50%を勉強に、残りの50%をプレイに充てることにしている。
だが、プレイに気乗りしないときは、多くの時間を勉強に費やす。しかし、これは私の場合で
あなたは自分に合ったやり方を自分で見つける必要がある。

おそらく以下にあげる4つの方法の少なくとも2つを使って、自分なりの学習方法を磨き上げる
ことになるだろう。

・本を読む
・戦略ビデオの視聴
・フォーラムへの参加
・友人とハンドを議論する

■本を読む

本を読むことで学習プロセスのスピードを著しく上げることができる。

私が、当時主流だったリミット形式でのキャッシュゲームを始めたとき、最初のポーカーの
本として Mathew Hilgerの
『Internet Texas Hold'em: Winning Strategies for Full-ring and Short-handed Games』
を読んだことを覚えている。この本から多くのことを学び、その後ずっと利益を上げ続ける
ことができている。
http://www.amazon.co.jp/dp/0974150282

現在ではリミット形式のゲームはかつてほどの人気はないので、まず最初にノーリミットホール
デムに取り組むことをすすめる。以下の本をお勧めする。

キャッシュゲーム: 『Small Stakes No-Limit Hold'em』
          http://www.amazon.co.jp/dp/0984143491
トーナメント: 『Secrets of Sit'n'Gos』
          http://www.amazon.co.jp/dp/1904468438

どちらもよくまとまっており、キャッシュゲームとトーナメントのことを学ぶのに
それぞれよい本である。

[出来事]

#1432014/03/19 10:35
(3/4)
■戦略ビデオの視聴

ビデオは私の第二の選択肢である。なぜなら、多くの場合、本を読むよりもビデオを見て
理解したことの方がより記憶に残りやすいからである。ライブキャッシュゲームやライブ
トーナメントのビデオではないので注意してほしい。これらのビデオにもそれなりの価値は
あるが、ビギナーが観たときに混乱しやすいし、ハイステークスのビデオでのプレイを誤った
状況で使うことでひどく失敗し、

『ローステークスでのプレイは嫌だ。誰もフォールドすることを知らない!バンクロール
さえあれば、レートを上げた方が勝ちやすい。ポーカーに勝つためには金が必要なんだ』
と語るようなプレイヤーになってしまう。

このセリフには真実が含まれる。しかし、このようなことをいうプレイヤーは、ポーカーで
勝つには、あなたが今プレイしているゲームの相手に常に適合しなくてはいけないという
ことを理解できていない。そして低いステークスのプレイヤーが掴みようのないプレイを
して、簡単にオールインということが最大の間違いだと思うのならば、あなたのすることは
そのような状況により強いハンドで立ち向かい、バンクロールを築き上げることである。

つまり、どのようなビデオを観るべきなのか?
1.理論的なコンセプトについての説明
2.うまいプレイヤーが低いステークスをプレイしながら自身の思考プロセスを説明したもの

高いステークスでの勝ち組プレイヤーがあなたのプレイするステークスで考え方を説明する
ビデオがよい。このようなビデオを観ることで系統だって基礎を身につけることができる。
また、ビデオのコメント欄に質問をすることでインタラクティブな形で学習を進めることが
できる。

有料のビデオ学習サイトもいくつかあるが、PokerSchoolOnlineや私のYouTubeチャンネルは
無料で利用できる。
http://www.youtube.com/user/andrecoimbra

[出来事]

#1442014/03/19 10:36
(4/4)
■フォーラムへの参加

本を読む/ビデオを観るという学習方法は孤独なものになりがちである。一方で、フォーラム
に参加することは、ポーカーの学習に社交的な要素を加え、お互いの向上を支えあうことで、
ポーカーをより面白くすることができる。

フォーラムを使った学習はギブアンドテイクであることを忘れないでほしい。
気になったハンドを投稿したり、勉強を通じて疑問に思ったことの意見を求めることは自由に
行える。寄せられた反応はとても注意深く読むこと。しかし、反応のあることが当然と
思わないこと。みんなの意見を聞き、何を言っているのかを考えること。最終的には自分の
頭で考えて、その意見の妥当性を自分で判断しなくてはならない。これは本やビデオでも
同じことではある。しかし、これらの場合、教える側はプロであるので、フォーラムほどの
懸念はいらない。同時に、気になるスレッドを見つけたら、あなたも誰かを助けてあげよう。

オンライン上にポーカーのフォーラムは多数あるが、ビデオ同様有料のところもある、
しかし、PokerSchoolOnlineや2+2のフォーラムであれば無料で利用できポピュラーである。
http://www.pokerschoolonline.com/forum

■友人とハンドを議論する

もし、同じゲーム、ステークスでポーカーをしている友人がいるならば、彼らとハンドを議論
することができる。今では、Boomplayerを使ってとても簡単にハンドを共有し、ツイッター、
FacebookやSkypeを通じて友人に考えを聞くことができる。これはフォーラムでも似たような
ところがあるが、フォーラムはオープンな場所にハンドを投稿していることになるのに対し、
誰があなたのハンドを見るのかをコントロールすることができる。

誰に意見を聞くのかは注意深く選ばなくてはいけない。なぜなら、下手なアドバイスが良い
アドバイスよりも多く出回っているからである。もしも、より高いステークスで成功して
いる友達がいるなら、彼らのアドバイスは非常に信頼できるものになるので、できるだけ
色々質問してみよう。

■プレイと学習のバランス

低いステークスでポーカーをプレイしているものの大半にとっては、ポーカーに使える時間は
とても限定されている。彼らからの共通する質問は、『週に何時間、ポーカーの勉強をすべき
ですか?』というものだ。低いステークスのプレイヤーは、ポーカーの稼ぎから生活費を
まかなう必要がない(他に収入源を持って、ポーカーをプレイしている)ので、グラインドの
ノルマによるプレッシャーは存在しない。したがって、勉強にどんなに時間を取っても間違い
ではない。現在のレベルではできるだけ多くの時間をポーカーの勉強に使うのがよいと思う。

一方で、勉強したことを早速試してみて、うまくいくかを確かめたい気持ちになるのも自然な
ことだ。したがって、勉強しすぎでないちょうどよいバランスを見つける必要がある。私から
の提案は、ポーカーに使える時間の50%から75%を勉強に充て、残りの25%から50%を実際の
プレイに充てることである。

明日は、ミドルステークスのプレイヤーの学習方法を説明する。さあ、勉強を始めよう!

■How to study poker (Part 1): Low-stakes
http://www.pokerstarsblog.com/team_pokerstars_online/2014/how-to-study-poker-part-1-low-stakes-146796.shtml

[出来事]

#1452014/03/21 04:54
記事のとこだけコピペさせて頂きましたが41ページにもなりましたw
大変ためになるスレッドでした!
ccさん出来事さんありがとうございます!


#1462014/03/27 10:30
>>141-144 の続編です。

(1/3)
■ミドルステークスプレイヤーのための学習法

あなたは基礎的なことを学んだ。ポジションごとにどのハンドをプレイできるかを知っており、状況に
応じたベットサイズや下手な相手にどのようにバリューベットをするのかも理解している。
そして、上のステークスを攻略したくなることだろう。しかし、低いステークスと同じようにはいかない。
平均的なプレイヤーの技量は高くなり、低いステークスのように悪いハンドで稼ぐことはなかなかできなくなる。

改善し続けるために今何をすべきであろうか。あなたは基本的なことを一通り身に付けたので、この後は
一週間ないし一カ月ごとに一つのトピックを集中して勉強することをすすめる。たくさんの異なるテーマを
短い期間に勉強しようとすると、その勉強時間に見合った成果が得られないだろう。そして学んだことも
あっさり忘れがちである。どれだけ学んだかは問題ではない。学んだことをどれだけ覚えられるかが大事
なのである。時間管理については、もしポーカーの稼ぎで生活費を賄う必要があるなら、より多くの時間を
プレイに充てる必要があることだろう。しかし、それでもポーカーの時間の少なくとも20%を、可能なら
最大50%を勉強に充てることをおすすめする。ポーカーの勉強は終わりのないプロセスなのだ。

この段階では、学習のルーチンに以下の新しい2つのアイテムを用いることができるだろう。

■ポーカーソフトの使用

知っておくべきポーカーソフトは、以下の二種類である。

・トラッカー/HUD
・カリキュレーター

トラッカーは相手と自分自身の情報を得ることができる。カリキュレーターは、情報を元になにをすべき
かの理解に役立つ。

[出来事]

#1472014/03/27 10:31
(2/3)
●Trackers/HUDs

“ホールデムマネージャー”(HM)と“ポーカートラッカー”(PT)は、トラッカー/HUDの二大有名ソフト
である。PokerStarsのクライアントソフトが生成するハンドヒストリーを読み込み、データベース化する
ことで、指定したシナリオのハンドを検索したり、プレイ中にスタッツを表示させたりできるHUD機能は
必須とは思わない。多くのトッププロがHUDなしでプレイしている。しかしながら、ミドルステークスに
挑戦しようとするプレイヤーにとって、トラッカー部分は非常に有用であると思う。

データベースにハンドが貯まれば、特定の状況をフィルターにかけ、ポジションごとのハンドや、3betの
成功率、特定のトーナメントやセッションなどをチェックし、リークを見つけ出すことができる。

また、特定のプレイヤーとのハンドを抽出し、傾向を見つけ出し攻略法を考えることもできる。特定の
相手を倒すためだけでなく、同様の傾向を持つプレイヤーへの対策にもなる。
これらのツールは試用期間があるので無料で試してみて、PTとHMの向いている方を選ぶとよいだろう。

●カリキュレーター

カリキュレーターソフトはたくさん存在する。しかし、どんなタイプのゲームをプレイしていてもまず
入手すべきなのは“PokerStove”である。PokerStoveは無料で、自分のハンドやレンジと相手のハンドや
ハンドレンジとのエクイティの計算にとても優れている。

もしあなたがトーナメントをプレイするのであれば、ICMizerかHoldem Resources Calculatorの期間
ライセンスか、SNG Wizardのライセンスのどちらかを買うべきである。

これらのカリキュレーターは、複雑なICM計算をして、色々な状況に対する適切なレンジを求めることが
でき、表として出力することもできる。また、トーナメントのストラクチャによって同じハンドでも違う
プレイになるようなケースを学ぶことができる。

他のプロと話したところによると、SNGプレイヤーはICMizerを、トーナメントプレイヤーはHRCを好むようで
ある。

Flopzillaはフロップ以降のプレイの分析に役立つソフトである。ハンドやハンドレンジのボード構成ごとの
解析ができる。フロップ以降のハンドの分析力を高めることができ、それによってプリフロップの判断の
精度も向上できる。同時に、相手のハンドレンジの特定のボード構成に対するバリューを求めることも
でき、ポストフロップでの判断力向上につながる。

[出来事]

#1482014/03/27 10:31
(3/3)
■コーチング

コーチングを受けることは恐らくポーカーの学習においてもっとも効率の良い手段である。しかし、タダで
コーチングしてくれる友人がいない限り、コーチング料が必要になるのは明らかな難点である。そのため、
バンクロールを持ち、コーチングへの投資からある程度のリターンが期待できるミドルステークスの
プレイヤーに適していると考える。

掲示板やソーシャルネットワークを通じて、あなたのプレイするステークスでの優れたコーチの情報を
友人に尋ね、コーチのWebページやFacebook、ツイッターを使って連絡を取ってみよう。

コーチへの報酬は時間単位で支払うことになり、低いステークスで苦労して稼いだ金を使うことになる。
つまり、あなたはコーチングからできるだけ多くのバリューを取らなければならない。あなたにとって
最適なプレイングプランや学習プランを事前にコーチに聞いておく必要がある。コーチングセッションの
各回ごとに前もって時間をとり、勉強中のトピックスに対する質問や、自分ではよくわからずコーチに
見てもらいたいハンドレビューを準備すること。

良いコーチは、質問に答えるだけでなく、うまく導いてくれる。私は昨年のチャレンジ(※)の間、
元Team OnlineメンバーのAndrew Brokosのコーチングを受けた。彼は素晴らしいコーチだと推薦できる。

(※) http://ja.pokerstrategy.com/news/world-of-poker/[%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC]-$100-%E3%82%92-$69,200.55-%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E5%AF%84%E4%BB%98%E3%81%97%E3%81%9F-Andr%C3%A9-Coimbra-_80815/

以下のYouTubeから我々のコーチングセッションの様子を見ることができる。コーチングとはどんな雰囲気で
行われるかもわかることだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=vQJQkWJgmm0
http://www.youtube.com/watch?v=o3zKVIJFdQk
http://www.youtube.com/watch?v=MDtyLJDU6UU
http://www.youtube.com/watch?v=l1tzEtNVwMI


■How to study poker (Part 2): Mid-stakes
http://www.pokerstarsblog.com/team_pokerstars_online/2014/how-to-study-poker-part-2-mid-stakes-146817.shtml

[出来事]

#1492014/09/15 07:24
(1/4)
君はダウンスイングのまっただなかで、何をやってもうまくいかない。良い状況で打ったのに逆転
される。ターンでベットするたびにレイズされる。ブラフするたびにコールされる。

ノーリミットホールデムでは短期的には運の要素が非常に大きいことは誰もが知っている。しかし、
勝ちのセッションがまったくなければ、やる気をくじかれる。何年も勝ち続けているような優秀な
プレイヤーであっても、ダウンスイングが続くのは恐怖で震え上がらせられることである。
そこで、次のような当然の疑問がうまれる。運が悪かったのか、プレイが悪かったのか。この苦難は
自然に終息するのか。それとも悪いプレイによって自ら苦難を作ってしまっているのか。

一言で答えれば、両方だ。常に両方である。この疑問が生じるくらいに物事がうまくいかないことが
長く続きすぎたのは、運が悪いと言えるだろう。しかし、不運続きで負け続けてもプレイの質を
落とさないでいられる人を見たことはない。人間である以上、連日負け続けてそれでもいつも自分の
Aゲームを維持し続けることは不可能だと思う。そして、Aゲームをしたとしても不運に見舞われる
可能性は常に存在する。そのような時、どうやって立て直そうとするかを記す。

■あなたのエッジを明らかにする
プレイが悪いのではないかと心配になった時にまず最初にやることは、立ち戻って自身のゲーム
プランを見直すことだ。ノーリミットホールデムはハンドをこなすゲームではない。もっと大きな
枠組みを持つゲームであり、総合的なゲーム戦略が存在する。勝つためには、相手にあなたの戦略が
広まっていくのにあわせて、あなたの戦略を修正していかなければならない。

運が悪かった時、あなたの戦略の再構築をする時である。あなたが勝ち取ろうとしたものはなにか。
相手はどのようなミスをしたか。あなたの戦略は相手のミスにどんなアドバンテージがあるか。
あなたの戦略には相手が利用しうる弱点が出てないか。
運が悪かったのか、プレイが悪かったのか訊ねられた時、私がまず質問するのは、悪くなる前にどう
勝っていたか、ということである。たいていの場合、彼らはこう答える:「ビッグハンドで相手から
バリューを取った」

[出来事]

#1502014/09/15 07:24
(2/4)
その答は十分ではない。運が良くてどんどんハンドがヒットするのは稼ぐためにいい方法である。
しかしそれはあなたの強みを活かしているわけではないので戦略とはいえない。そして、それしか
ないなら、カードが味方しなくなった瞬間、負けることになる。
本当の戦略は違う。例えば、私がラスベガスの$2-$5で通常使う戦略は以下の様なものだ。

「たくさんのハンドでプリフロップに参加してくる人が大半なら、自分は適切なタイトさでプレイ
する。プリフロップのレイズ、リレイズを多く行い早い段階でポットを築く。そしてターンやリバーで
ハンドを作る。なぜなら相手はプリフロップで多く参加しすぎているので彼らはターン、リバーで
弱いハンドになっていることが多い。相手の弱さを嗅ぎ分け、ポットをスチールする。なぜなら私は
プリフロップで強いハンドを選んでプレイしてブラフを含めた戦略を構築しているからだ。相手が
私にスチールをするよりも多くのポットを相手からスチールすることができる。それが私の主要な
エッジとなる」

これが戦略である。相手に対し、持続性があり長期間のエッジを得るための戦略について明確に
述べることができる。

しかし今、私が8セッション連続で負けて通算10バイインを失ったとしよう。運が悪かったのか、
プレイが悪かったのか。戦略に焦点を当ててみよう。
私の戦略は明らかにうまくいっていない。なぜならセッションを勝てていないからだ。しかし、
なぜうまくいかなかったのだろうか。不運なことが起こったからなのか、あるいは戦略は偽りの
ものだったからなのか。

[出来事]

#1512014/09/15 07:24
(3/4)
例えば、ターンでブラフしてコールされた場合を考えてみよう。リバーのカードが出た後、相手が
ベットしてきた。私はフォールドしたら相手はリバーでガットショットストレートを引いたカードを
見せてきた。この場合、運が悪かった。相手がストレートドローをミスしていれば、私の戦略は
うまくいったからだ。

例えば、相手がフロップでベットし私がコール。彼がターンでチェックをし、私はブラフベット、
リバーで彼がチェックし、私はもう一回ブラフで打ったところ彼がコールし、フロップツーペアを
見せてきた。これは私の戦略に微調整が必要な兆候かもしれない。相手は私の戦略にあわせてきて、
強いハンドでチェックをして私のブラフを誘い出してきたかもしれないのだ。

相手のレイズに対し、ボタンからTh8hでリレイズしたところ、相手はさらにレイズしてきて、私は
フォールドした。彼はAAを見せてきた。これは運が悪かった。相手がオープンレイズしたからと
いってAAだと断定することはできないからである。

相手がレイズし、ボタンからQhQsでレイズしたところ、相手はさらにレイズしてきて、私はコール
した。相手は9s6sでフロップでトリップスを作り、大きなポットを勝ち取った。私の戦略は微調整が
必要かもしれない。ビッグペアで変わったトリップス相手にポットを落としたことが理由ではない。
それは運が悪かったのだ。相手がライト4ベットしてきたのは、あなたのリレイズ戦略に対抗策を
講じられた可能性がある。相手があわせてきたことを考慮して、リレイズの戦略をどう変更すべきかを
考えるべきである。

相手のハンドが見られるとは限らないので、完全なフィードバックができないことも多い。
アンラッキーだったのか、頻度にあわせた微修正が必要になるのかは推定しなければならない。
もし、あなたがターンでブラフし、3回連続でそれぞれ違う相手にレイズされたなら、3回とも強い
ハンドに飛び込んだのかもしれない。しかし、もし同じ相手から過去10回のターンで5回レイズされたら、
あなたの戦略を見直す良い機会である。

[出来事]

#1522014/09/15 07:26
(4/4)
■ベストなプレイができると強がるな
ダウンスイングまっただ中の男が言う。「僕はうまくプレイしたんだ。これまでのただひとつの
プレイですら変えることはない。僕がどうやっても相手にどんどん引かれてしまうんだ」
このような男になってはならない。連日負けているならば、あなたは自分のベストのプレイはできて
いない。あなたはロボットではないのだ。

仮にもしすべてのセッションに明晰でポジティブな感情を持って挑んでいたとしても、それでも
ベストのプレイはできていない。なぜなら、負け続けることはあなたのポーカーの直感力を鈍らせる
からだ。自分のフラッシュドローは引きにくく、相手のは引かれやすいという考えがあなたの内部の
計算機に芽生えてくる。あなたの脳は、一時的に歪んだデータセットをもとに決断をすることになる。

私の考えでは、これは防げない。自分の脳をハックして通常の人間と違うように動作させることは
できないのだ。このような状態に陥ったら、何回か勝たない限り、再びA+なゲームをプレイする
ことはできない。私の提案としては、まず第一に、自分自身を欺かないことだ。あなたは、最高に頭が
切れている状態ではない。直せるところから始めよう。あなたの戦略にレーザーのように集中しよう。
あなたのエッジはどこから来ているかを考えて、それで戦おう。奇手を使ってはならない。
あなたのコアな戦略と一緒に使えない新しいことを試してはならない。
セッションの時間を短く保ち、毎セッションごとにハンドの分析を行うこと。
物事をシンプルに保とう。そうすればいずれ波は変わってくる。

■Poker Strategy With Ed Miller: Are You Running Bad Or Playing Bad?
http://www.cardplayer.com/poker-news/17682-poker-strategy-with-ed-miller-are-you-running-bad-or-playing-bad

[出来事]

#1532014/10/25 20:35
ccさん、出来事さん、ありがとうございます。
非常に勉強になりました。

ブラフについても是非、教えて頂きたいです。
ボードが噛み合った時にしか勝てません。
プロや買ってる人はどれぐらいの頻度でブラフしているのでしょうか?

[名無しさん@ポーカー大好き]

#1542014/12/26 08:56
タイミングテルの基本と例

■1.チェック
ケース1.CBにコールされたオリジナルレイザーが、ターンでは素早くチェックバック
→弱い〜中くらいの強さのハンドを持っている。CBがコールされたことであきらめている状態。
もし強いハンドであるならば、チェックがベストであってもその判断に時間を使うのが普通。

ケース2.CBにコールしたポジションの悪い側のプレイヤーが、ターンで十分時間を取ってからチェック
→アマチュアプレイヤーの場合、弱いか中くらいの強さのハンドのテル。
ケース2’.逆に、この状況で時間を取らずすばやくチェックした場合
→強さを隠して相手からのダブルバレルを誘い出す意図がある

■2.コール
コールのタイミングテルは重要。
一般的に時間を取らずにコールすることは、コールに値するが、レイズするほどではない
強さのハンドのテルのことがある。したがって、相手のレンジから非常に強いハンドを除外する
ことができる。仮にフロップセットやトップペアトップキッカーであれば、最終的にコールするに
せよレイズの選択肢がいったん頭の中に浮かぶため、タイムラグが生じるはず。

具体的には、時間を取らずにコールするハンドはドローハンドであることが多い(アグレッシブな
相手からのベットに対する即コールはそれ以外のハンドも含む)。

■3.ベット
素早いベットやレイズは、ブラフのテルである可能性が高い。強いハンドなら、バリューを最大限に
取るためのアクションを考える時間を取るのが通常だから。
また、ターンやリバーにおいて、ブラフでベットしないとポットが取れない、と認知したプレイヤーは、
ベットサイズはあまり考えないため、ベットのアクションが早くなる。
プリフロップのレイズについても同様。レイトポジションのプレイヤーの素早いレイズは、自分の番
まで誰もレイズしなかったらレイズしようとあらかじめ考えていたアクションで、弱いハンドである
ことが多い。プレミアハンドでは少し時間を取って考えることが多い。

状況を大きく変えるカードがボードに出た時の素早いベットもブラフのテルの可能性が高い。
例:オリジナルレイザーがフロップ、ターンとベットしてコールされ、リバーが出た後のボードが
5h8sJc/6h/4d となった時に、オリジナルレイザーが素早く大きなベットをした場合。
→もし、彼が本当に強いハンド(セットやストレート)を持っていた場合、最適なベット額やリバーの
カードで状況がどう変わったのかを考える時間を取ってアクションするのが普通である。

多くの場合、特に充分に慣れていないプレイヤーによるリバーの即ベットは、トリプルバレルを打ち
切って降ろさない限り勝てないということを自覚したプレイである。

■まず相手を見よ
タイミングテルに限らず、ポーカーのテルはそれまでに相手のプレイヤーを観察した結果があって
こそ意味がある。例えば、どんなハンドでも時間をおかずにベットするプレイヤーだった場合、
ベットのタイミングテルは特に役には立たない。あらかじめそのプレイヤーのベッティングパターンが
どういう時に出てくるのかを把握しておくのが理想である。タイミングテルは、主に不慣れで
シリアスではないプレイヤーに見られる。上手いプレイヤーは、よりバランスが取れていて
テルは読みにくい。

■An Introduction to Bet-Timing Poker Tells
http://www.pokernews.com/strategy/an-introduction-to-bet-timing-poker-tells-20060.htm

[出来事]

#1552015/01/23 09:58
(1/5)
マイクロレート成功への最大の秘訣

私はオンラインポーカーの世界では、NL2($0.01/$0.02)とNL5($0.02/$0.05)で最も勝った男として
知られている。このレートでの24面打ちで最も高いウィンレートをたたき出した。なにも自慢をして
いるわけではない。これらのレートはオンラインポーカーの最低レベルで、高いレートにのぼり
もっと稼ぐための点火剤として、このレートを攻略することは重要なことである。

しかし、ほとんどの人はそこまでこぎつけない。彼らは最低レートにおいても勝つことはもちろん、
クラッシュすることもかなわないからだ。このことは私には奇妙に思える。もちろんポーカーは
一握りのプレイヤーが長期的に大きく勝てるゲームである。しかし、ここはNL2とNL5なのである。
私は現在でも時折このレートでプレイしており、その経験からどちらのレートも今もなお動物園状態
だと言える。特にNL2にはものすごいドンキーがあちこちに住み着いておりしばしば遭遇することに
なる。そしてこれらのレートの常連は控えめに言っても全員ビギナーである。彼らはポーカーの
達人ではない。

●私が最低レートで成功した最大のカギとは?
まず最初に言いたいのは、よく言われる標準的なプレイ方法、「最低レートではバリューベットを
徹底する」および「ブラフをしすぎない」ことは確かにカギである。まったくその通りである。
そして私のこれらのレートで成功した理由の多くもこの二つにある。しかし、あまり触れられない
三つ目のルールがあるのだ。このことについて、深く議論されているのを見たかどうかも思い出せない。
びっくりしないように備えてくれ。

     徹底してフォールドしたのだ

[出来事]

#1562015/01/23 09:59
(2/5)
そう、私はベストハンドかそれに極めて近いハンドを持っているとは思えない場合のほとんどは、
あきらめて相手にポットを譲ってやった。このレートであまり重要でないマージナルなエッジを求めて
闘ったりはしなかった。なぜなら私の成功にはそのエッジを集めることは大事ではなかったからだ。
その代わり、私は強いハンドを作った時にひどい相手から極力引き出すことに集中した。レギュラー
同士の不毛な戦いにも参加せず、奇策もほとんど用いず、ポットの主導権を持っていれば(ほとんどの
場合、私は持っている)、単にフロップでコンティニュエーションベットを打ち、それで取れなければ
あっさりあきらめる。実につまらない。まったく魅力的でない。しかし、このレートではこれが
非常に効果的なのだ。

●君の赤線はどうですか?
長年の間、ポーカー掲示板などでは、赤線について強い固定観念が持たれているようだ。赤線について
知らない人のために説明すると、赤線は、Holdem ManagerやPokerTrackerで使われるグラフの線
(赤色)のことで相手をフォールドさせるなどショウダウン以外での勝ちを表す。私の赤線は良い
ものではないことを認めなければならない。以前ブログに載せたことがあるが、下向きに45度に
傾いたものである。赤線だけを見ればひどい失敗をしていることになるだろう。

しかし、私はこのことでは心配していない。 なぜなら、人々が赤線の向きにこだわっている一方で、
私が注目しているのは緑線だ。緑線とは、HMやPTのグラフでトータルの勝ちを表わす線の色のことで
ある。

     ご存知の通り、トータルの勝ちこそが重要なのだ

私は、NL2やNL5でのノンショウダウンブラフ王には決してなりえない。これらのレートにおいて私の
赤線は、常にひどいものであることが運命づけられている。しかしながら、私の緑線は強烈に魅力的で
ある。正しい方向に45度の傾きで伸び続けている。

[出来事]

#1572015/01/23 09:59
(3/5)
●でも、赤線を下げることで、プレイに悪い“くせ”がつくんじゃないの?
マージナルな状況の大半でフォールドしてしまうのは、NL10($0.05/$0.10)以上でのウィンレートを
上げるためにはよろしくない。NL10以上のレートでの相手には付け込まれてしまいやすいからだ。
しかし、もちろんNL10以上でのことは今回の記事の対象外である。最低レート限定でこの戦略を使う
ことは、レートを上げた時に変えなければいけない悪い“くせ”をプレイヤーに身につけさせるもの
だ、と非難するものもいる。

それに対する私の答えは変わらない。「相手への適合こそがポーカーでの成功につながることを、
あなたはまだご存じないのですか?」と。私は、シンプルなアプローチを取ることを、NL2やNL5の
プレイヤーに向けてブログや著書、ビデオで一貫して説き続けてきた。このレートで成功するのに
それが最善の戦略だからである。

しかしながら、NL25($0.10/$0.25)やNL200($1/$2)といったレートで、このようなプレイは決して
薦めるものではない。実際はむしろ逆で、上のレートで勝つにはまったく違う戦略による異なった
ゲームをしなければならないので、マージナルな状況でも戦っていかなければならないことが多くなる。

最大限のEVを稼ぐためにそこでのゲームに適合することは、勝ち組プレイヤーとして欠かせない。
もっともわかりやすい例を挙げよう。プレイマネーのネットポーカーでプレイしたことがあれば、
相手がまったく降りないことがわかるだろう。毎ハンド、ほとんどのプレイヤーがリバーを見に行く。
もしプリフロップでオールインしたとしても何人かそれにコールしてくるだろう。
そのようなプレイマネー卓において、AAを持っていたとしてもBBの3倍にレイズするのは恐ろしい
事態を招く。テーブルの全員がコールしてきて、ベストなスターティングハンドを持っているのに
フロップ以降で難しい事態に追い込まれる。相手にあわせた最適なプレイは、プリフロップで
シンプルにオールインすることだ。

もちろん、リアルマネーのキャッシュゲームであれば、いきなりAAでプリフロップオールインしろと
指導したことはない。リアルマネーにおいて相手のプレイは全く異なり、いきなりオールインすれば
毎回単にフォールドするだけである。ポーカーで成功するというのは、相手に適合するということで
ある。すなわち、すべてのレートで適用できる単純な戦略というものは一切存在しない。

[出来事]

#1582015/01/23 10:00
(4/5)
●NL2やNL5でシンプルな戦略を使うことによる隠れたメリット
最低レートにおいて、マージナルな状況ではフォールドすることを薦めるのには、もうひとつ大きな
理由がある。最低レートで成功するには非常に重要なコンセプトなのだが、このことについて議論
されているのも見たことない。

この戦略は、ティルトを防ぐにも有効なのだ。

NL2やNL5でプレイする者は、ほとんどポーカー歴がないビギナーが大半である。ビギナーはティルトに
うまく対処できないことは有名だ。ティルトによる影響は、リバーでの不思議なコールからプリ
フロップでハンドを問わずにオールインを繰り返すことまで様々な症状となって現れるが、99%の人は
前者のような形でティルトする。しかし、これは長期的なウィンレートにも大きな影響がある。

以前私は“spew test”と呼ぶ、その月の主な負けハンドを抽出して1,2時間研究を行い、もし
理想的にプレイできていたら負けをどれだけにとどめられたかを自問自答していた。そしてしなくて
よかった負けを積算したところNL25でたくさんプレイしていた時期でその合計は$800に及んだ。

良くないコールやティルト気味な判断によって月に32バイイン分もが失われていたのだ。自分は経験
豊かなプレイヤーで、ティルトしにくくかなり手堅いプレイができるとの自信があっても、この結果
だったということに注意してほしい。

なので、ビギナーには、マージナルな状況でビッグポットを争うことを必ず避けるようにすることを
お薦めしたい。ティルトすることによる精神的な影響により、引き続き大きなポットを失う危険性が
高いのである。マージナルな状況に頻繁に自分を追い込むようなプレイによる君のエッジは、コイン
フリップよりも少ないものとなる。マージナルな状況のポットを連続で落とす可能性は高い。

ティルトによってスタック全てを失うことによる隠れたコストは、これまできちんと議論されて
こなかった。“spew test”のようなやり方で分析をしているという人の話も聞かない。ウィン
レートが平均的なプレイヤーであれば、この違いはほとんどのプレイヤーにとって勝ち組と負け組の
明暗を大きく分けるものになる。

[出来事]

#1592015/01/23 10:01
(5/5)
●NL2やNL5で勝つことは、退屈である
これまでに述べたような最低レートで勝つための方法はエキサイティングなものではない。多くの
新しいプレイヤーは高いバイインのトーナメントの様子をテレビで見てポーカーに興味を持つ。私も
そうだった。しかし、テレビでのポーカー番組には多くの編集が入っている(12時間のプレイから
おもしろいものを選んで1時間にまとめているのだ)。さらに言えば、かかっている金額やスタック
サイズもNL2やNL5と異なる。
オンラインでのキャッシュゲームのスタックは通常100bbであるが、ライブトーナメントのファイナル
テーブルではせいぜい40bbくらいである。この違いは同じポーカーでもまったく違ったゲームとなる。
スタックの小ささにより、マージナルなハンドでもどんどんオールインできる。

一般に(特にNL2やNL5において)、勝てるポーカーというのは退屈である。君がテレビで見たプロの
多くも、ファイナルテーブルにたどりつくために、ずっと退屈なグラインドをしてきたのである。
単にその姿をあなたに見せていないだけのことだ。テレビでは、これまでどれだけのハンドを単に
フォールドして小さなポットを譲ってやったかを隠しているのだ。なぜかって? それは、エキサイ
ティングでないから! テレビ局のディレクターも視聴率につながらない、そんな内容を望んでいない。

しかし、規律正しくグラインドし続けることは、ポーカーで勝つために欠かせない真実である。NL2や
NL5に生息する多数のドンキーやコーリングステーションの群れの中でプレイし成功するには、
君のエゴを捨て去ることが極めて重要だ。テレビで見たハイステークスプレイヤーのような華麗な
プレイをNL2やNL5で試してみれば、君のウィンレートは必ず悪い影響を受ける。シンプルなプレイを
続けることこそが、最大の利益を重ねることができるのだ。

■The Biggest Key to My Success at the Micros (It Might Shock You) | BlackRain79
http://www.blackrain79.com/2014/11/the-biggest-key-to-my-success-at-micros.html

同様の趣旨ですが、より具体的に記したこちらの記事も参考になると思います。
http://hyahhoopoker.com/others/beatingmicro

[出来事]

#1602015/04/14 10:32
参加人数が非常に多い低バイイン(数ドル以下)オンラインMTTの4つのヒント

1.トーナメント開始からプレイする
多人数トーナメントでディープランする可能性を最大限に高めるために必要なことの一つは、
できるだけ早く参加登録をすることである。トーナメントの中にはレイトレジストによる利点を
得られるものもあるが、低バイイン多人数トーナメントにおいては、最初のハンドが配られる前に
参加登録を終わらせるようにする。なぜかというと、弱く経験不足なプレイヤーは序盤のディープ
スタックの時により高くつくミスをしでかしてくれるからである。あなたが、フィールドの大多数に
対してスキルで勝ってると思うなら、20bbかそこらのアベレージの状況で、多くの“フィッシュ”達が
すでに“釣りあげられ”飛んでしまった状態でレイトレジストする理由がどこにあるのか。
あなたは、ひどくへたくそなプレイヤーこそ相手にしたかったはずだ。最初から参加しないことは、
楽々勝ち取れるチップとバリューをみすみす捨てていることになる。

2.我慢強くあれ
大規模トーナメントをプレイする際には絶対に我慢強くなければならない。良いハンドが来ない中、
待ち続けることに耐えかねたなどの理由で、酷くクレイジーなハンドを持ってポットに参加する
ことでトーナメントから飛んでいくプレイヤーの例には事欠かない。トーナメントでは、しばしば
ひたすらフォールドし続けるしかなかったり、15bb程度の低空飛行をずっと強いられることもある。

3.集中せよ
我慢強さに加えて、この手のトーナメントで長時間にわたって生き残るために集中力を身につけな
ければならない。例えば3000人ほどが参加した$3.3+Rでは夜7時にスタートし、決着がつくまでに
11時間かかることもある。実際これだけの時間を集中し続けることは難しく、眠たい時間帯もある
だろうが、ハンドに集中し続けることは巨大フィールドトーナメントでより生き残るために欠かせない。

4.ギアを変えられること
これらに加えて、大きいフィールドのトーナメントでは、対戦相手を欺くための素早いギアチェンジ
(プレイスタイルを変えること)の技術も必要になる。入賞へのバブルラインが近付いた際や、
ファイナルで高額賞金が見えてきた場合、そこまで長時間プレイしてきたのに報われないでよいと
思うプレイヤーはいない。そのため、多くのプレイヤーはバブルが近付くと極端にタイトパッシブな
プレイをする。しかし、バブルは自らの手で終わらせるくらいの意気込みでアグレッシブにプレイ
するのがよいのだ。なぜなら、他のプレイヤーがタイトすぎるのであなたがバブルの被害者になる
こともないからだ。

トーナメントの終盤でも同じことが言える。他のプレイヤーが飛ぶのを待って賞金が上がるのを狙う
よりも、アグレッシブにプレイして自分の運命は自らの手で作り出すべきである。このような
アプローチを取ると、最初の賞金が安い段階でトーナメントから脱落することもしばしばであるが、
アグレッシブにチップを集めることに成功した場合に獲得できる高額賞金で十分その埋め合わせは
できるのである。

■Four Tips for Navigating Large Low Buy-In Online Poker Tournament Fields | PokerNews
http://www.pokernews.com/strategy/four-tips-for-navigating-large-online-poker-tournaments-20471.htm

[出来事]

#1612015/04/29 20:35
プロポーカープレイヤーになりたい人向けの計画法/Daniel Negreanu

(1/4)
トロントで開催された「責任あるゲーミング」会合でスピーチを行ったとき、次のような質問を
受けた。「若者のギャンブル中毒の問題に取り組んでいるのですが、彼らのうち少なからずのものが
ポーカーのプロになりたい、と口にします。このような子たちに対してあなたならどう話しますか?」

このような子たちに接するときに最も大事なのは、彼らに対し正直に、ギャンブルで生計を立てる
ことの複雑さの話をコーチングとしてすることだと思う。「それはできっこない」とは言えない
だろう。生計を立てている人がいるのは明らかだからだ。すでに世界にはたくさんのプロポーカー
プレイヤーがいるが、多くのものはポーカーを真面目な仕事として扱い、プレイも勉強も一生懸命
真剣に取り組んでいるからこその結果である。

なので、コーチングとしての会話の目的は、ポーカーで生活するには何が必要なのかを具体的に
解き明かすことにある。説教するよりも彼ら自身にわかってもらうことの方が好ましい。
まず、最初に説明するのは、プロのポーカープレイヤーとは、顧客(自分よりポーカーのスキルに
劣るもの)を楽しませることを事業とする小さなビジネスのオーナーだということだ。成功する
ビジネスにはミッション・ステートメント(企業の根本的な目的と長期目標)が欠かせない。
自分一人の小さなビジネスであるから、ビジョン・ステートメントと呼ぶことにしよう。

ビジョン・ステートメントは、君の企業に期待する指針を短い文章で記されなければならない。
君は企業を始めようとしているのだから、まずは書いてみよう。例えばこのような感じで:
 「私のポーカーでのビジョンは、生活を豊かにする目的を達成する手段としてポーカーを用いる
 ことです。ポーカーを学び、プレイを改善し、スキルを開発することに打ち込むと同時に、
 経済的に自立します。」

[出来事]

#1622015/04/29 20:35
(2/4)
これは一つの例である。ビジョンにはしばしば立ち戻ることで、これからの君のキャリアの道標に
なるものであるから、自分自身の言葉で書くことが必要だ。次のステップは、これをもとにより
具体的に、豊かとはどのくらいのことなのか、君が望むポーカーでの収入を求めることになる。
ここでは年10万ドル稼ぐことが目標と仮定しよう。

さあ、ビジョン・ステートメントと目標が決まった。次に決めるのはどのような手段でそれを達成
するか、現実のプランを決めることだ。ビジョン・ステートメントに書いた通り、プランの内容には、
経済的に自立できること、テーブルの外での勉強を続けることを盛り込むことになる。年10万ドル
稼ぐためにはポーカーのプレイ一時間あたりでどのくらい稼ぐことが必要なのかに落とし込むことになる。

例えば、君のバンクロールと現状のスキルでは、Bellagioでの$2-$5ノーリミットホールデム
キャッシュゲームがプレイできるとしよう。選んだゲームでどれだけ稼げるかは重要である。
まずはそのゲームのベストプレイヤーがどれくらい勝てるかの情報を回りの人から聞いて、その
ウィンレートから30%を割り引くのがよい。君はそのゲームのベストプレイヤーになれるかもしれ
ないが、それが証明されるまでの間は学習フェーズにあると思い、ベストプレイヤーと同じウィン
レートを期待してはいけない。

僕の聞いたところによると、このゲームのベストプレイヤーは1時間あたり$30勝てるそうだ。そこから
30%を引いて$21、簡単にするために$20とする。年10万ドル稼ぐために、何時間をポーカーテーブルで
過ごす必要があるだろうか。そう、年5000時間である。つまり、月417時間、週100時間である。
ビジョン・ステートメントで定めた勉強の時間はこれには含まれてない。10時間のプレイごとに
2時間は勉強の時間が欲しいので、年1000時間(週14時間)の勉強の時間が必要となる。
さて、週に105時間ポーカーをプレイし、14時間勉強すると週120時間を費やすことになる。1週間は
168時間なので、1日8時間睡眠は週56時間となり、これらの合計で週176時間となってしまう。

ヒューストン、問題が発生した! いくらビジョン・ステートメントで目標を明確に定めたとしても、
この計画は実行不可能だ。睡眠を取らず誰とも人づきあいをしない限り実現できない。どんなに
うまくポーカーがプレイできたとしてもこの計画は失敗に終わる。

[出来事]

#1632015/04/29 20:36
(3/4)
見直すとしたら、年の収入目標だろう。例えば年10万ドルから5万ドルに減らすことになる。話を
省くため、君は年5万ドルならがんばって達成できるとする。これで君の生活は豊かになるだろうか。
それは君に必要な生活費に依存する。君は法律に従う国民であり所得税を支払うとすれば、5万ドルの
30%が税金とする。税金を支払うと残りは$35000となる。つまり、1ヶ月に$2900が使える。

車が必要ならば、リース費用が必要だ。また、食事もしたいだろうし、アパートに電話やインター
ネットも引きたいだろうと思う。月$1200のアパートを借り、車とガソリン代に月$300、そして食費に
月$1000とする。合計で$2500となり、残りの$400でそれ以外の支出【すべて】を賄う必要があるのだ。
言うまでもなく、避けられないダウンスイングが襲ってくるのに備えてバンクロールを充分に保つ
必要もある。車を修理したりスピード違反をすることもできない!

もし君がプレイしたい、あるいは生計を立てるために必要なレートをプレイするのに十分なバンク
ロールを持たなかった場合、資金不足に陥ったらどうするプランなのか?どうすればそのレートで
プレイを続けられるか。 友達から借りるというのも一つの手だ。しかし、返済するためのバンク
ロールをどうやって作りあげるのか。この例では、ベストケースでも月に$400しかゆとりがうまれ
ない。「すべてがプラン通りうまくいけば2年後に返済できます」という人に$5000を貸してくれる人が
君の周りに何人いるだろうか。ステーキングしてもらうという手もある。勝ち分の50%を受け取ると
いう約束で、誰かが$2-$5をプレイする資金を出してくれたとしよう。これはつまり君の月の収入が
$1450にまで落ち込むことになるが、君の生活費は変わらないので、赤字のままである。もっと
高レートをプレイすることにして、そのための資金をステーキングしてもらったら、だって?
それは、これまで君がほとんど経験したことがなく、より手ごわい相手で、$2-$5と同じウィン
レートになる保証がどこにもない、$5-$10をプレイするための資金を出してくれる人を探すことになる。
見つかればいいのだけどね。

[出来事]

#1642015/04/29 20:36
(4/4)
これは意図的に暗い見通しを描いている。しかし、プロポーカープレイヤーになりたいと思うものの
ほとんど全員が直面する、絶対に無視できない現実である。君は、職業倫理を保ち、月の支出を適度に
抑え、スキルセットを磨き、感情を安定させ、やる気を出し、意思を持ち、バンクロールを維持する、
ことができるだろうか。やる気はわかるがおそらくこのライフスタイルが実現できるのは2%ないし5%
くらいの者だろう。マイナーリーグの野球選手でメジャーリーグに行けるのは5%に満たない。NFLに
入るために体重を増やしている高校のフットボール選手で、NFL所属のプロになれる確率はさらに
それ以下だろう。他の多くのキャリアも同様に高い壁がある。花形プレイヤーとは、特別なものを
持ち、そして成し遂げる方法を見つけられた特別な人であり、多くの人は失敗に終わっている。
これはポーカーにおいても真実である。

たとえ君の夢がどんなものであっても、夢を追い求める気持ちをそぐことがこの記事の目的ではない。
私の意図は、何かを成し遂げようとしたときに、いかに大変な努力が必要なのかを描き出したかったの
だ。君がテレビで見て思うような楽な世界ではない。全身全霊を傾ける努力してもまだ十分でない
可能性が高いと知りながらもなお、夢を実現させるためにその努力を続けたいと、君は思えるだろうか?

■A Foolproof Plan To Becoming A Professional Poker Player
http://www.fullcontactpoker.com/poker-journal.php?subaction=showfull&id=1429899055&archive=&start_from=&ucat=&

[出来事]

#1652017/02/08 13:38最新レス
もつ続きないの?

[名無しさん@ポーカー大好き]


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