>>35
ロシアが全面戦争でもしかけない限り、NATOが集団的自衛権を行使する可能性はゼロ。
NATOと言えども国連の加盟国の集まり。集団的自衛権を行使した場合安保理に報告しなければならない。
ロシアは拒否権を持つ安保理の常任理事国であり、ロシアに対して集団的自衛権を行使する事は、国連を破壊するに等しい行為だ。
集団的自衛権と言っても、結局相手が常任理事国の場合、それを行使してくれる国なんてまずいない。アメリカの影響力が低下している現在は尚更だ。
その足下を見ているのがプーチンであり、現にシリア国内でNATO加盟国のトルコと戦争になってもNATOは関与しないと言っている。
NATOが強いからロシアはNATO加盟国に手を出せないと思ってるのならそれは大きな間違い。こういった限定的な衝突が拡大して行く恐れは十分にある。仮にNATOとロシアが全面戦争になった場合、中国は間違いなくロシア側に付く。かつてのような一枚岩では無いNATOが圧倒的に有利だとは言えない。