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【川崎】ハリル待望タワー・杉本ヘッド弾！代表候補合宿後いきなり決めた

スポーツ報知 5月17日(日)7時3分配信


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◆Ｊ１第１ステージ第１２節　Ｇ大阪１─１川崎（１６日・万博記念競技場）

　圧倒的な高さでゴールをこじ開けた。１８７センチの日本代表候補ＦＷ杉本は、ＭＦ谷口のクロスめがけて跳び上がり、頭で合わせた。「体が勝手に動いた。流し込むだけだった」。１度は左ポストにはね返されたが、相手ＧＫに当たって同点弾。日本代表候補合宿後、初の試合で結果を残した。

　自身初の代表活動は「思った以上の刺激」だった。長身ＦＷを求めるハリルホジッチ監督は「クオリティーが高い。勇気を持って向上して欲しい」と才能に期待して招集。指揮官に個別面談で体調管理やプレー面での改善を要求され「監督は細かな所も見ているし、自分はまだまだ。少しの甘えさえなくしたい」と気を引き締めた。

　同級生にも刺激された。前半、宇佐美の先取点をベンチで見つめ「小さい頃から一緒にプレーしてきた。自分も決める」と奮い立った。観客席では、小学生の頃４年間在籍した大阪府の「ＦＣルイラモス・ヴェジット」の生徒ら約２０人が応援。試合前に掲げられた「健勇兄ちゃん」の横断幕に“恩返し弾”で応えた。

　生中継した「スカパー！」は、宇佐美と大久保を追跡する高速ハイスピードカメラを設置。同点に終わったものの、主役の座を奪った。風間八宏監督（５３）が「身体能力など持っているものは超一流」と絶賛する２２歳。「ゴールという結果を出し続け、アピールを続けないといけない」。売り出し中のイケメンＦＷが、代表定着へ跳び続ける。（田中　雄己）