高校最後の試合を、最高の形で締めくくった。制服姿で帰国した舟久保は「最後までしっかり気持ちを切らさず戦うことができた。富士学苑の一員として優勝できたのがうれしい」。初めてのシニア大会となったソフィア・オープンは、4試合全てを崩れけさ固めで一本勝ちした。中学、高校の6年間、矢崎雄大監督(36)に鍛え抜かれた寝技を武器に勝ち取った栄冠に、明るい笑顔を見せた。
2015年の世界ジュニア(UAE)優勝に次ぐ、海外での大きなタイトル。だが「まだ力の差もあるし、間合いの取り方など国内試合とは違う部分がたくさんあった」と冷静に振り返った。今大会では、「有効」が廃止され、指導3回で反則負けになる(これまでは4回)などルール改正があった。「審判のポイントの取り方なども、実際に体験できた。自分には合っていると感じたが、ポイントを確実に取り切ることが大事だと感じた」。多くの収穫を得た大会となった。
4月には三井住友海上に入社。実業団選手として全日本選抜体重別に挑む。女子57キロ級は、ソフィア・オープンと同時期に開催されたグランドスラム・パリで3位となった芳田(よしだ)司(21)=コマツ=を筆頭に実力者らがそろう。舟久保は「今年は世界選手権に出て、シニアでもトップを目指したい。東京五輪で金メダルを取る選手になりたい」と堂々と目標を掲げた。
2015年の世界ジュニア(UAE)優勝に次ぐ、海外での大きなタイトル。だが「まだ力の差もあるし、間合いの取り方など国内試合とは違う部分がたくさんあった」と冷静に振り返った。今大会では、「有効」が廃止され、指導3回で反則負けになる(これまでは4回)などルール改正があった。「審判のポイントの取り方なども、実際に体験できた。自分には合っていると感じたが、ポイントを確実に取り切ることが大事だと感じた」。多くの収穫を得た大会となった。
4月には三井住友海上に入社。実業団選手として全日本選抜体重別に挑む。女子57キロ級は、ソフィア・オープンと同時期に開催されたグランドスラム・パリで3位となった芳田(よしだ)司(21)=コマツ=を筆頭に実力者らがそろう。舟久保は「今年は世界選手権に出て、シニアでもトップを目指したい。東京五輪で金メダルを取る選手になりたい」と堂々と目標を掲げた。