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山口組ナンバー2、高山若頭宅に銃弾　男を逮捕　三重・桑名市で県警
2/2(日) 19:50配信毎日新聞
山口組ナンバー2、高山若頭宅に銃弾　男を逮捕　三重・桑名市で県警
発砲があった山口組若頭宅を調べる捜査員＝三重県桑名市長島町で2020年2月2日午後5時21分、本社ヘリから
　2日午後1時半ごろ、三重県桑名市長島町福吉にある特定抗争指定暴力団山口組のナンバー2、高山清司若頭（72）の自宅に銃弾が数発撃ち込まれた。三重県警は、近くにいた70代ぐらいの男を銃刀法違反（所持）容疑で現行犯逮捕した。当時、高山若頭は不在で、けが人はいなかった。

　県警によると、男は高山若頭宅正面から玄関の門に向けて発砲。男は走って逃げたが、発砲の様子を目撃した警戒中の警察官が職務質問し、男のかばんから回転式拳銃を発見、押収した。

　県警によると、男は住所不詳、自称無職で、「谷口」と名乗っている。調べに対し、男は容疑を認め「3〜4発発砲した」などと供述しているという。

　山口組は神戸山口組との抗争事件が相次ぎ、三重や兵庫など6府県の公安委員会は2020年1月、両組織を特定抗争指定暴力団に指定した。県警は両組織の抗争事件の可能性もあるとみて警戒している。

　◇住民「こんなことは初めて。ただただ怖い」

発砲事件後、多くの三重県警捜査員らが現場付近を調べていた。

　近所の70代女性は「長年近くに住んでいるが、こんなことは初めて。ただただ怖い」と不安げに話した。40代の夫婦は「警察官が毎日、朝から夕方まで近くに立って警戒していた。そんな中で銃が撃たれるなんて」と驚いていた。

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