営利目的で覚醒剤を所持したとして、神奈川県警薬物銃器対策課は19日、覚醒剤取締法違反(営利目的共同所持)の疑いで、横浜市南区若宮町の指定暴力団稲川会系組員、上原俊輔容疑者(33)を逮捕したと発表した。認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は同区八幡町の大平達也容疑者(50)ら同会系組幹部3人=同容疑で逮捕=と共謀のうえ、7月14日午前11時25分ごろ、同課が家宅捜索した同市中区若葉町にある自分たちの組事務所で、ポリ袋86袋に入れられた覚醒剤計約87・7グラム(末端価格約500万円)を営利目的で所持したとしている。
同課によると、昨年5月ごろから覚醒剤の末端乱用者を摘発する過程で、上原容疑者らが密売を行っている疑いが浮上。捜査員が事務所に入る直前、室内にいた4人は証拠を隠滅しようとして覚醒剤の入っていたかばんを窓から投棄したため、同課は現行犯逮捕を見送り、屋外に落ちていた覚醒剤を回収して裏付け捜査を進めていた。
[匿名さん]