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末端価格1億2370万円相当の覚醒剤を香港から密輸疑い 中国人犯罪組織と暴力団員が共謀か
TBS NEWS DIG_Microsoft によるストーリー • 1 時間前

1億2400万円相当の覚醒剤を工具箱に隠して香港から密輸したとして、暴力団組員の男らが警視庁に逮捕されました。男らは中国人犯罪組織グループと共謀していたとみられています。

逮捕されたのは稲川会系の暴力団組員・一柳敏春容疑者（50）と菊川伸一容疑者（51）、横浜市中区の無職・光永康介容疑者（35）です。

警視庁によりますと、3人は去年11月、末端価格およそ1億2370万円相当の覚醒剤およそ2キロを工具箱の上蓋部分に隠し、香港から航空貨物で千葉県船橋市のアパートに送り、密輸した疑いがもたれています。

荷物の宛先となっていたアパートは空き部屋で、一柳容疑者と菊川容疑者が荷物の受け取り役に対してアパートで受け取るよう指示していたということです。また、光永容疑者は中国人犯罪組織グループの関係者で、一柳容疑者らが所属していた稲川会系暴力団との仲介役だったとみられていて、警視庁はこの2つの組織の関係性と余罪を捜査しています。

東京税関によりますと、航空貨物を利用した不正薬物の密輸の摘発件数はコロナ禍の2020年以降増加傾向で、去年は前の年のおよそ2倍となる140件の摘発があったということです。

警視庁は捜査に支障が出るとして3人の認否を明らかにしていません。