2005年、宮城県多賀城市内の国道で飲酒運転のRV車が、高校生の列に突っ込み18人が死傷した事故から、22日で20年です。5月22日は県が定める「飲酒運転根絶の日」で事故現場や仙台育英学園高校では、鎮魂の祈りが捧げられました。
事故が起きた宮城県多賀城市八幡一丁目の国道45号には、花が手向けられ焼香台が用意されました。
22日朝に教職員が訪れ、亡くなった生徒を思い静かに手を合わせていました。このうち仙台育英学園高校の郷古武教諭(57)は、当時、生徒を引率していて事故を目の当たりにしました。事故後は、毎年欠かさず現場で手を合わせてきました。
郷古武教諭:
「3人のご冥福をお祈りするとともに、今後も引き続き飲酒運転の根絶に向けて啓蒙活動を続けていく」
この事故は、2005年5月22日午前4時過ぎ、多賀城市八幡一丁目の国道45号で、ウォークラリーをしていた仙台育英学園高校の生徒の列に飲酒運転のRV車が突っ込んだもので、1年生3人が死亡、15人が重軽傷を負いました。
岩槻日菜記者:
「午前4時過ぎ、多賀城市の国道45号です。警察が一台一台車を止め、飲酒運転の検問を行っています」
事故現場となった多賀城市の国道45号では、事故の発生時刻に合わせ、警察が午前4時頃から検問を実施し、ドライバーの呼気を調べました。
塩釜警察署 大友拓世副署長:
「飲酒運転は危険かつ重大な犯罪です。ひとたび事故が起これば多くの方が悲しむというところを忘れないでいただければと」
約1時間半の検問では、飲酒運転の摘発はありませんでした。警察は引き続き取り締まりを強化していく方針です。
一方、仙台育英学園高校の多賀城キ…
【日時】2025年05月22日(木) 18:36
【ソース】TBC東北放送