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韓国柔道重量級の看板チョ・グハム選手（29）の試合後の態度が話題となっている。

チョ選手は去る29日、日本武道館で行われた東京オリンピック柔道男子100キロ級決勝で、日本のウルフ・アロン選手（25）に延長の末に一本負けで敗れ、銀メダルを獲得した。

チョ選手は決勝で対戦したウルフ選手と一度対決して勝利したことがある。

そのため、自信を持って臨んだが、最後の山場を乗り切れなかった。

チョ選手は試合後、「何度かチャンスがあったのに生かすことができず、ウルフは危機をうまく回避した」とし「10年以上韓国代表を務めたが、これまで対戦してきた選手の中で一番強かった」と語った。また「次のパリ五輪では必ず金メダルを取る」とも話した。チョ選手の試合後の行動が話題となった。彼は敗れた後、ウルフ選手の手を掲げて相手の勝利を祝福。また、その前の準決勝では、対戦した世界2位のジョルジェ・フォンセカ選手（28/ポルトガル）を抱きしめて涙を流した。チョ選手は金メダルを目前に敗れはしたものの、「スポーツを通じて心身を高め、文化や国籍など様々な違いを克服し、友情、連帯感、フェアプレー精神を持ち、平和でより良い世界の実現に貢献すること」というオリンピック精神を自ら披露。

彼が見せたチャレンジ精神、そしてライバルを越えて仲間として見せた尊重の姿勢はスポーツ人を超えてすべての人が見習うべき態度だった、と韓国メディアも大きく報じている。