参政党の神谷宗幣代表が夏の参院選に向けた産経新聞のインタビューに応じ、目標獲得議席数について比例代表と選挙区で計6議席を目指すと表明した。「最低ラインは比例代表で5議席、選挙区では東京、大阪を重点区にしており、どちらかの選挙区で1議席は取りたい」と述べた。比例代表で約450万票以上の獲得目標も示した。
「日本人ファースト」をスローガンに掲げた。神谷氏は「日本は日本人の国であり、まず国民の人権がきちんと守られ、安心して暮らせる社会を作るべきだ」と述べ、外国人の受け入れ人数に一定の上限を設けるべきだと主張した。同時に、外国人政策を横断的に対応する「外国人総合政策庁」の新設を掲げた。
神谷氏は税と社会保険料を合わせた国民負担率が令和6年度で45・8%と上ると指摘した。「とにかく、国民負担を減らさないといけない」と述べ、負担率を35%に引き下げるよう消費税の段階的廃止を訴えた。
米価高騰対策としてコメの増産を訴え、「行政が定額でまとめて買い、農家の所得を保障すべきだ」と述べた。憲法改正については国民主権、基本的人権の保障、平和主義の三原則を維持しつつ、「日本人としてのアイデンティティが高まるような憲法を作り直す必要がある」と語り、「創憲」の必要性を強調した。
【日時】2025年06月06日(金) 16:55
【ソース】産経新聞