東京をキャンパスに見立て、市民による手作りの花のウェルカムカーペットを首都圏各所で創作する「東京インフィオラータ 2019」が2019年3月16日から6月2日まで開催中だ。
■3回目の2019年は都内50カ所で開催
国内外の観光客を迎えるイベントで、昨年は都内30会場で開催され、2万人の東京人が参加した。
3回目の今年は、東京を中心に首都圏50カ所での開催が予定されている。
開催初日の3月16日には、オープニング会場となる東京ガーデンテラス紀尾井町で、関係者によるセレモニーが開催された。
インフィオラータは、イタリアやスペインなどで行われている花を使って道路などに大きな花絵を描くイベント。
最大の特徴は市民の手で作られていることで、自然の花びらを利用していることから、数日後には崩されてしまう。
その瞬間の美しさから、世界中で人気のイベントになっており、東京でも2020年に向けて増える外国人観光客などを迎えるイベントとしても展開している。
今回の東京インフィオラータ 2019のオープニング会場では、インフィオラータ発祥の地、イタリアを代表する4つの街から14名の花絵師が来日し作品を披露。
主催の花絵文化協会 代表理事の藤川靖彦氏は「イタリアからの4作品含めて合計11枚のすばらしい作品が完成したので楽しんでいただきたい」と語る。
また社会貢献として、イベントで使った花と茎を再利用したスケッチブックを、東京都の特別支援学校に寄贈しているとのこと。
2020年に東京で行われるのインフィオラータ世界大会で、子ども達が描いた絵を花絵として再現するための活動をしていることも紹介した。
■「東京から世界に発信できることが嬉しい」小池都知事
東京都知事の小池百合子氏は「単に花が綺麗だカワイイだけでなく、アートになり街を飾る花のカーテンになって、それが東京から世界に発信できることを嬉しく思う」と述べた。
駐日イタリア大使のジョルジョ・スタラーチェ氏は「イタリアの伝統的なインフィオラータを、東京でオリジナリティあふれる形で再現していただいたことを嬉しく思う」と祝辞を述べた。
イタリアチームを代表し、イタリア・ジェンツアーノ市長のダニエレ・ロレンゾン氏が挨拶し、ジェンツァーノ、ジェラーノ、ノート、サルデーニャからの花氏の作品も大成功し大満足だと話した。
最後にはイベントでは関係者による「花びら置き」で作品を完成させた。
今後、6月2日まで各会場2日から5日の日程で順次開催される。
【日時】2019年03月25日(月) 09:00
【提供】ITライフハック