言ってた事は常識かも知れないがやってた事は非常識

◆加藤浩次、加藤シゲアキ&山田孝之からツッコミ
浩次が監督を務めた「Victims」は、路上で3台の車が縦列駐車をしていたことから始まるワンシチュエーションドラマ。本作を観た感想を聞かれたシゲアキは「すごく楽しい現場で、すごくスムーズだったという話を伺っていて、僕が撮影入るぐらいに『編集どうですか?』って聞いたら、その時点で30分以上はあった」と15分以内と規定のある短編映画で倍以上の撮れ高があったことに驚くと同時に「でもそこから15分縮めなきゃいけないので…」とどのように15分尺に収めたのか疑問を投げかけた。すると、浩次は「脚本書くにあたって15分っていうのを意識して、シゲアキさんは書かれました?」と質問。「あ…はい!」と元気よく答えたシゲアキは「1ページ1分みたいな基準がありまして、今回は15ページで作らせていただきました」と大まかな目安を元に15分尺を想定して作っていたと明かした。「そうですか!素晴らしい、さすが!」と感嘆の声をあげた浩次は「僕はパソコンで横書きで書いてたんで、ページ数とかよく分からなくなってしまって、意識しないで書いてしまった」と残念そうな顔を浮かべ、シゲアキから「意識されてなかったんですか…?」「(業界での活動を)何年やってるんですか(笑)」とツッコまれていた。
さらに、プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」のプロデューサーである山田も、浩次へのオファーは短編映画だったと明言した上で「確かにシゲ(シゲアキ)が言っていたことは結構常識で。1ページが放送尺で言うと1分。大体撮影にかかるのは1時間」とその目安は映像業界の常識であると冷静に発言。浩次は「そうなんですか!?山田さん、なんで教えてくれないんですか」と訴え、山田から「いや…常識なので…すみません」といなされ、笑いを誘っていた。
この日の舞台挨拶には、シゲアキ、浩次、山田のほか、シゲアキの監督作「SUNA」に出演した正門良規(Aぇ! group)、「Victims」に出演した雛形あきこ、さらに阿部進之介、公募選出監督となった坂本ショーン監督、武田成史監督、香月彩里監督が出席していた。