4月27日に第3話が放送されたドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)の視聴率が、6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行を見せた中で、同ドラマに出演しているお笑い芸人・ブルゾンちえみ(26)の演技に注目が集まっている。
同ドラマは、主演の桐谷美玲(27)・水川あさみ(33)とブルゾンが演じる、研究一筋の“リケジョ3人組”が「美の特別研究」を始めるというストーリー。
女優2人に対して、演技初挑戦のブルゾンに放送前は批判の声もあったが、ネット上では「声が良い」「意外に上手い」という評価の声が上がっているという。
ブルゾンは本業であるお笑いでの鉄板ネタフレーズに“パクリ疑惑”が持ち上がり、炎上したばかりだ。
ネタ元とされる、占星術師・Keiko氏の著書『「出会うべき人」に、まだ出会えていないあなたへ』で書かれている言葉にネタが酷似していると話題になったが、一方で同書が啓発本だったことから、この本を手に取っているブルゾンのメンタルの弱さを指摘する声もあるのだという。
「ブルゾンにとっての初めての炎上劇となったこの一件で、ブルゾンは相当参っているようです。周囲には『もうネタ番組は怖い』と漏らしているようで、楽屋でも収録後に涙を流しているという噂まであるほど。番組関係者の間では『まだ芸歴が浅い中でのラッキーパンチが当たっただけ。これからが勝負だ』と、励ましている人もいるようです。あまりの落ち込みように、周囲にはメンタル面の不安を指摘する声も多い」(テレビ局関係者)
芸人としての寿命の短さをすでに指摘され始めていたとあって、今回ドラマで女優という新境地が開拓できたのは、ブルゾンにとっては好タイミングだったのかもしれない。
■ブルゾンにとっての追い風も?
「元々ブルゾンは、地元の岡山では劇団に所属し舞台に立っていた経験もあり、演技力の地盤は備わっていました。それもあって、今ドラマでの演技力も高評価で、今後もこのような女子層ウケを狙うドラマなどからのオファー増も見込める。このまま女優業が本格化すれば、しれっと芸人を卒業する可能性は高い」(前出・関係者)
また今回のドラマは、「女子力の低さ」がテーマであるにも関わらず、元々“キレイ所”である桐谷や水川が主演とあって「2人が女子力ゼロといわれても全く説得力がない」と言った批判が相次いでいたようだ。
そのため、「ブルゾンにしか感情移入できない」との声もある。
結果的にドラマの低迷とは裏腹に、女性視聴者からの共感を得る役割を全うしているブルゾンだけが、業界での高評価に繋がったということだ。
パクリ疑惑で炎上の芸人業と、演技力が意外な高評価となった女優業。
2つを天秤にかけるならば答えは自ずと決まってきそうだが、それほど甘くはないのが芸能界である。
メンタル面の不安を抱えたまま中途半端な立ち位置にいては、多くの一発屋女芸人が辿った”悲惨な末路”が自ずと見えてくるかもしれない。
【日時】2017年04月30日(日) 12:05
【提供】デイリーニュースオンライン