女優ののん(能年玲奈)の芸能活動が急転、厳しいものとなってきた。
完全復活を期待していたファンも多かっただろうが、今後、大きな活動を望めない可能性も出てきたという。
「のんの代理人的な週刊誌B誌の記事を巡って、のんの前事務所L社と裁判になっていましたが、B誌は完全な敗訴。
B誌はのんが“奴隷的な契約”で働かされていると報じましたが、それがウソだったという裁判所判断となりました。B誌が敗訴したということは、のんも負けたということです」
2015年、B誌はのんがL社とモメているという記事を掲載。
「給料5万円」「パンツも買えない」などと、衝撃的な内容で世間を驚かせた。
「L社は名誉を傷つけられたとしてB誌を提訴。5万円の時期は過去にあったものの、その後は20万円に増額。ボーナスを含めると1000万円を超えていたと主張。B誌と真っ向対立したのです」
今年4月、東京地裁での一審判決は、B誌側が敗訴。合計660万円の支払いを命じられ、B誌側は即日控訴。
その結果に対し、一部の芸能メディアは、《名誉棄損で660万というのは完全な敗北。控訴審で劇的な証拠を出さない限り、賠償額は減額されても結果はまず変わらない》と、控訴審の結果を予測していた。
9月26日、東京高裁で控訴審判決があり、B社(出版社、編集長)に440万円の支払い命令。
まさにその通りとなった。
「これで事実上、敗訴確定です。この結果は非常に重い。名誉棄損で約500万円というのは、一部分を除き事実がほとんどなかったという賠償額です。
B誌は裁判の中で、記事の情報源はのんであることを明かしています。のんがウソをついたという理屈になります」
昨今、ジャニーズ事務所を筆頭に芸能プロの圧力が問題視されている。
のんもL社を辞めたことで、L社の圧力によって“干されている”と考えられてきた。
しかし、「今後、のんの起用を考えていた局などは、彼女が奴隷的に扱われていたということを裁判で証明してほしかったのです。ところが一審も二審も敗訴。のんはチャンと給料をもらっていたのに勝手に辞めたという見方になる。これからL社の圧力など関係なしに、彼女を敬遠するところが増えるでしょう」
本当に消滅の危機だ。
■文春「芸能界健全化に逆行」
週刊文春に、当時所属していた女優のん(26=能年玲奈から改名)にパワハラしたなどとする記事を掲載され名誉を傷つけられたとして、芸能事務所レプロエンタテインメントと同社の本間憲社長が、発行元文芸春秋と当時編集長にそれぞれ損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は26日、被告側に対して、レプロ社に計330万円、社長に計110万円の計440万円を支払うよう命じた。
4月19日には東京地裁で、レプロ社に計550万円、社長に計110万円を支払いを命じる判決が出され、文春側が控訴していた。
週刊文春編集部は、文春オンラインで「本日の判決は芸能界健全化の流れと逆行するもので、大変不当な判決と受け止めています」などと長文のコメントを発表した。
以下は文春のコメント。
本日の判決は芸能界健全化の流れと逆行するもので、大変不当な判決と受け止めています
現在、芸能事務所とタレントとの間の契約が、大きな社会問題となっています。
2019年8月27日付朝日新聞記事によれば、公正取引委員会は、自民党の競争政策委員会において、どのようなケースが独占禁止法上の問題となるかを例示しました。
公取委が「問題となり得る」として例示したのは、
(1)移籍、独立をあきらめさせる
(2)契約を一方的に更新する
(3)正当な報酬を支払わない
(4)出演先や移籍先に圧力をかけて芸能活動を妨害する
などの行為です。
この4つの例が、本件記事で指摘し、その後も能年氏本人が直面している問題にすべて当てはまることは、誰の眼にも明らかです。
社会全体が今、“奴隷契約”と評される芸能事務所とタレントとの不均衡な契約を是正しようとしています。
こうした問題を世に問う先駆けとなったのが2015年4月に発表した本件記事でした。
タレントが公正な契約の下に活躍できる芸能界を、誰もが望んでいるはずです。
今回の判決を機に、芸能事務所とタレントの関係がどうあるべきかについて、多くの方々に改めて議論いただきたいと考えています。
■のん「絶対負けない」
ネットの反応
・好きなんだけど、揉め事おおすぎるな
・最高裁まで争え!
・被害者ぶってんじゃねーよ文春
・ほら吹き文春の負け〜w
・悪いが今の文春にこんな正義ヅラされても全く共感はできない
・山口真帆攻撃に加担しといて何が健全化だか
・週刊誌の芸能記事が芸能界健全化の一翼を担っているとは思えませぬ
・出版界の健全化をしろよ
・論点ずらしだわ捏造記事なの認めたのも同然だわ
・能年側の主張をほぼ正確に記事にしたのに能年が逃げちゃったんだよね、だから文春は負けた。
・文春は能年を訴えたらいい
・レプロだって1億3200万請求して330万じゃ勝った気がしないだろう
・裁判で決着ついたならいい加減、実名返してあげたらどうなんでしょ?
・後ろにいる人間がクズ過ぎてなぁ…
・大人に振り回されて終わったな
・芸能事務所の体質が問題になってるけどそれを利用して嘘ついてたってことでしょ
・もう旬が過ぎた
・でものんちゃん最近CMでかなり露出していないか?
・干されたって言われながら何不自由なく食えてるのは凄いわな
・バーニング「司法も公取委も金次第。そんなこともわからない文春は負け犬の遠吠え」
・この世に正義なんかない より汚い奴が勝つんだよ
・今の芸能事務所のシステムを否定するならアメリカのようなエージェント制にするしかない。本当にそれでいいのかと。絶対に今よりも枕営業が横行するぞ
・名誉毀損かどうかの裁判だからな。
【日時】2019年10月01日(火)
【提供】gossip!