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韓国警察が青少年の極端な選択と関連したオンラインコミュニティ「DCインサイド」の「うつ病ギャラリー」に対して関連者立件など捜査だけでなく、学校専門担当警察官(SPO)をはじめとする警察および関連団体、学校と家庭などでの総合的な協力が必要な状況だと明らかにした。

ウ・ジョンス警察庁国家捜査本部長は15日、警察庁の定例記者懇談会を通じて「『うつ病ギャラリー』関連で亡くなった女子高生の極端な選択を一緒に共謀した疑いをもたれているチェ某氏を自殺幇助（ほうじょ）の疑いで立件し、『うつ病ギャラリー』の『シンデバンペム』の関連4人を立件後、住居地家宅捜索を実施した」とし、「うつ病ギャラリー」捜査状況を明らかにした。

先立って先月16日、ソウル・カンナム（江南）区テヘラン路のある高層ビルで10代女子学生Aさんが極端な選択をし、この過程をインスタグラム（Instagram）のライブで生配信する事件が発生した。その後、事件の背後にAさんが生前活動した「うつ病ギャラリー」が名指しされ、「うつ病ギャラリー」を通じて知り合った人たちが集まった「シンデバンペム」という組織が未成年者対象性搾取、麻薬などの犯罪を日常的におこなってきたという疑惑も提起された。

警察は事件の関係者たちを立件後、捜査していく計画だ。江南警察署は先月28日、「うつ病ギャラリー」に「一緒に極端な選択をする人を募集する」という書き込みを掲載し、Aさんと会って事件当日同行したチェ某氏（27）を自殺幇助、自殺予防法違反の疑いで立件した。 また銅雀警察署は「シンデバンファム」関連4人を立件し捜査中だ。ウ国家捜査本部長は「手続きにより関連違法事実を糾明する」と説明した。

警察は「うつ病ギャラリー」に対する閉鎖を要請したが、放送通信審議委員会は意見保留にとどまり、その間に子供の日だった5日、10代女子学生2人がハンナムテギョ（漢南大橋）北端で極端な選択を試みたが、未遂に終わるなど類似の事件が続いている。その後、警察は閉鎖要請と共にオンライン掲示文モニタリング、削除要請などを実施中だ。ウ国家捜査本部長は「放送通信審議委員会に削除要請をすれば、自主的な審議を経て削除結果を公文書で通知されている」とし「拡散効果、犯罪予防という目的を考慮する必要がある」と述べた。

警察は警察の捜査に加え、青少年たちの極端な選択を予防するためには社会各部分での協力が必要だと強調した。ウ国家捜査本部長は「青少年犯罪は他の犯罪に発展する可能性があり、未成年者であるため司法処理だけが能ではない」とし「結局悲劇的な事件が起きる前の予防が最善だと考える」として意見を明らかにした。それと共に「家族および学校、交友関係など多様な共同体が解体される状況では、特定の司法機関の物理的努力だけで解決するのは難しいため、SPOの努力と共に関連団体および学校、家庭の協力も必要だ」と付け加えた。