「朝起きたら庭がなかった」 大雨で「擁壁」崩落が相次ぐ、各地で起こる危険性も
京都新聞 / 2020年8月2日 8時0分
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宅地を支える擁壁が崩れ落ちた現場(亀岡市篠町)
7月に大雨が続いた京都府亀岡市で、宅地の斜面を支える「擁壁」が相次いで崩れた。けが人はなかったが、庭が崩落したり、住宅まで土砂が迫ったりした。いずれも高度経済成長期以降に造成された場所で年月がたっており、被害回復は所有者が担わなくてはならない。専門家は同様の事態が豪雨や地震により各地で起こりうると指摘する。
7月9日朝、亀岡市篠町の住宅2軒の敷地を支える擁壁が高さ約3メートル、幅約10メートルにわたって崩れ、土が崖下の田んぼの横まで流出した。「朝5時ごろ起きて外を見たら庭がなかった」。住人の男性(72)は、物干しざおやプランターが庭とともに崩落した現場を見下ろし、ため息をついた。ブルーシートを敷いて応急措置をしているが、消防や警察、市からは避難するように言われている。
京都新聞 / 2020年8月2日 8時0分
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宅地を支える擁壁が崩れ落ちた現場(亀岡市篠町)
7月に大雨が続いた京都府亀岡市で、宅地の斜面を支える「擁壁」が相次いで崩れた。けが人はなかったが、庭が崩落したり、住宅まで土砂が迫ったりした。いずれも高度経済成長期以降に造成された場所で年月がたっており、被害回復は所有者が担わなくてはならない。専門家は同様の事態が豪雨や地震により各地で起こりうると指摘する。
7月9日朝、亀岡市篠町の住宅2軒の敷地を支える擁壁が高さ約3メートル、幅約10メートルにわたって崩れ、土が崖下の田んぼの横まで流出した。「朝5時ごろ起きて外を見たら庭がなかった」。住人の男性(72)は、物干しざおやプランターが庭とともに崩落した現場を見下ろし、ため息をついた。ブルーシートを敷いて応急措置をしているが、消防や警察、市からは避難するように言われている。