🚑️ 災害全国

2021年9月3日 6時02分

前線や低気圧の影響で西日本を中心に大気の状態が不安定になり、九州北部では激しい雨が降っています。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水に警戒するとともに竜巻などの激しい突風や落雷に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、本州付近に低気圧を伴った前線が停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本から東日本にかけて雨雲が発達しています。

この時間、特に九州北部で雨が強まっていて、午前5時までの1時間には長崎県平戸市で70.5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、午前6時半までの1時間には福岡市で40.5ミリ、大分県中津市で36.5ミリのいずれも激しい雨を観測しました。

これまでに降った雨で長崎県と佐賀県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

九州北部ではこのあとも局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、4日朝までの24時間に降る雨の量は多いところで150ミリに達し、大雨になる見込みです。

また、前線は本州の南岸に停滞するため大気の不安定な状態は4日にかけて続き、東日本でも再び雨が強まる見込みです。