>>227
青ヶ島は第四紀火山である。最近1万年間の活動は主成層火山で発生している。約3,600年前に北西山腹で割れ目噴火があった。
約3,000年前 - 大規模なマグマ水蒸気爆発が発生し、火砕サージが全島を覆った。3,000年前から2,400年前までの間に、本島の南東部にあった火口状の凹地を埋める溶岩流とスコリアが噴出し、東部や北部に多量のスコリアが降下する噴火も発生した。その後、岩屑雪崩が発生して、最終的には池之沢火口が形成された[16]。
1652年 - 噴煙が上がり[17]、1670年から約10年間にわたって大池から火山灰が噴出した[18]。
1780年7月 - 群発地震が発生し、8月に大池・小池の水位と水温が上昇した。
1781年5月3日 - 地震が群発し、翌日には降灰が起こった。
1785年4月18日 - 発生した火山活動により全家屋63戸が焼失した[13]。火口内に溶岩流とスコリアによる丸山火砕丘が形成され、翌年の噴火に掛けて成長した。この天明の大噴火は5月末まで続いたとされる。このとき、島民327人のうち八丈島への避難が間に合わなかった130人あまりが死亡したと考えられており、1824年に名主の佐々木次郎太夫らが還住(全島帰還)を果たすまでの約40年間にわたって無人島となった。
18世紀の活動以降、顕著な火山活動は無い。噴気活動も少なく、池の沢火口内壁と丸山周辺に水蒸気を主成分とする噴気が見られるだけである