>>70続き
1949年10月1日に中華人民共和国(中国共産党李家政府)になると、英国領香港の九龍城砦(キュウリュウジョウサイ)に拠点を中国大陸本土から移動した。
1980年代から1990年代に架けて、新義安が香港映画産業を独占した。
三合会を題材とした香港ノワール(英雄的血灑)も確立された。
香港が中国に返還後は、1993年に中華人民共和国公安部陶駟駒公安部長が三合会の存在を容認した。
当時のトウ小平※(トウショウヘイ)中華人民共和国国家主席も事実上容認の姿勢を示した。
※「トウ」は「登偏にコザト」の字。
香港政府当局は、三合会を含む犯罪組織に関する規制を香港法第151章で、三合会それ自体を違法な扱いとして規定した立場を執っている。
中国返還前に「黒警」と揶揄された香港警察では、「組織犯罪および三合会調査課(OCTB)」と呼ばれる三合会対策課が存在する。
三合会には、2007年創設の太陽城集団(サンシティグループ)も含まれる。
マカオカジノ業者(秋元司IR統合型リゾート汚職事件の被告が関与した中国香港本部、広東省深セン市の宝くじ販売業者500.COMも含む)・ホテル・レストラン・レジャー施設運営・旅行ビジネス・金融・高級品店・映画の製作と配給・芸能人マネジメント・娯楽関連など業務を行う香港証券取引所香港株式市場上場企業。
特にマカノカジノ41店のうち、既に半数近くが太陽城集団の傘下にあると云われる。
これらは、主に2021年11月末に違法賭博行為営業及びマネーロンダリングの容疑で逮捕された新カジノ王の周チョク華※(シュウチョクカ・アルヴィンチャウ)の手によるもの。
※「チョク」は「火偏に卓」の字。