元大臣の裁判は来週から証人尋問が再開される予定です。
また、裁判所は来年3月にかけて週に3日から4日のペースで裁判の予定を入れたことを明らかにしました。
[匿名さん]
「動画を配れば面白い」法廷でわかった河井克行元法相のトンデモ行為と「妻・案里氏とのすれ違い」
文春オンライン / 2020年11月20日 6時0分
「裁判長! 答弁を差し控えます!」
10月22日、被告人の男がこう声を張ると、東京地裁の法廷で失笑が漏れた。声の主は、元法相・河井克行被告(57)。この日は妻、案里被告(47)の公判で証人として出廷した。
自身も公判中の身であることを理由に証言を拒否する克行被告は、検察側から質問されるたびに「裁判長! 差し控えます!」などと、声を張り上げまともに取り合わなかった。2時間以上にわたり100回を超える証言拒否。その際、「証言」を「答弁」といい間違えたことからも国会議員への未練が感じられた。
案里被告が初当選した昨年7月の参院選で地元・広島の県議や市議、後援会関係者ら支援者総勢100人に計2900万円余りをばらまいたとして、公職選挙法違反(買収)罪に問われた克行被告。うち、5人の計170万円分を共謀したとされる案里被告とともに、夫妻の公判がそれぞれ連日のように東京地裁で開かれている。
夫妻の公判では、河井陣営による“トンデモ行為”が次々に明らかにされている。
自民党候補に対する“ネガティブキャンペーン”
案里被告の10月19日の公判では、陣営の「仕事」を請け負った元秘書であるネット業者の供述調書が法廷内で読まれた。そこで語られたのは、参院選広島選挙区で同じ自民党から立候補し、案里被告と野党候補に負けて落選した溝手顕正氏に対する“ネガティブキャンペーン”だ。
供述調書によると、ネット業者は克行被告の指示で匿名のブログを開設し、溝手氏を支持する自民党広島県連が案里被告をいじめているという記事を書いた。克行被告は自ら内容を逐一チェックしていたという。
[匿名さん]
河井元法相から「案里応援してほしい」北広島町議会元議長証言
2020年12月4日 18時03分
公職選挙法違反の罪に問われている河井克行元法務大臣の裁判で、証人として出廷した北広島町議会の元議長は、元大臣から「自民党本部が応援しているので、案里を応援してほしい」と依頼された後、現金20万円を渡されたと証言しました。
元法務大臣の河井克行被告(57)は、妻の案里被告(47)が初当選した去年の参議院選挙をめぐって、公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張しています。
4日の裁判では、ことし9月に議員辞職した北広島町議会の宮本裕之元議長が証人として出廷し、去年3月に自宅を訪れた元大臣から現金20万円を受け取ったことを認めました。
この時の状況について、「元大臣が当時の安倍総理や菅官房長官と案里議員が一緒に写っている新聞か雑誌のコピーを10枚ほど見せてきた。そして、『大変厳しい選挙だが、うまくやれば2人、自民党から当選することも可能だ。党本部が応援しているので、案里を応援してほしい』と言われた」と説明しました。
[匿名さん]
「安倍さんから1億きとるで!」裁判長、私は河井夫妻の「汚い金」をこう使いました
文春オンライン / 2020年12月24日 6時0分
写真
元法務大臣、河井克行被告 ©️AFLO
絶対に笑ってはいけないはずの室内が失笑に包まれた。
「私はパチンコが大好きで、3日に1回通っていました。やみつきになっていましたが、妻は嫌いでした。うちでは金は妻が握っている。パチンコ代をくれるように要求して、妻から現金をもらっていました」
これは、閑古鳥が鳴く居酒屋で聞かされたおじさんの愚痴ではない。12月9日、公職選挙法違反の罪に問われている元法相、河井克行被告の刑事裁判で検察官が朗読した、元広島県安芸高田市議(70)の供述調書である。(全2回の1回目/ 続き を読む)
「妻に『パチンコやりたい』とせびっても……」
「参院選で家内(河井案里被告)を頼むけえ」
元市議は現職だった2019年6月、自宅を訪ねてきた夫の克行被告から広島弁でそう言われ、現金10万円の入った白い封筒を手渡された。「これはいけませんよ」と言って突き返そうとしたが、「まあまあ」とあしらわれ、封筒は安倍晋三首相(当時)と案里被告の顔写真が載ったポスターと一緒に置いていかれたという。
違法な現金の使い道は、東京地裁第102号法廷でこのように明かされた。
「妻に『パチンコやりたい』とせびっても、『金がない』と言ってくれないから、河井先生からもらった10万円はありがたい、『ラッキー、パチンコに使える!』と思い、吉田町のパチンコ店に行きました。1、2カ月で10回くらい行って、負け続けました。それで全額を使い果たしました」
[匿名さん]
河井元法相裁判 広島市議が現金30万円受け取るも2回目は拒否
2021年1月20日 18時10分
公職選挙法違反の罪に問われている河井克行元法務大臣の裁判で、広島市議会の木戸経康議員の証人尋問が行われ、元大臣から現金30万円をしかたなく受け取ったものの、2回目は拒否したと証言しました。
元法務大臣の河井克行被告(57)は、妻の案里被告(47)が初当選した、おととしの参議院選挙をめぐって、公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張しています。
20日は、広島市議会の木戸経康議員の証人尋問が行われ、おととし4月事務所を訪ねてきた元大臣から、現金30万円が入った封筒を受け取ったことを認めました。
当時の状況について木戸議員は「違法な金だと思い、拒否しようとしたが、元大臣から無理やり押しつけられたため、しかたなく受け取った。自分の選挙の陣中見舞いとして処理しようと思った」と証言しました。
また、おととし6月にも、案里議員の個人演説会の会場近くで、元大臣から車に呼ばれ「これ、取っといて」と言われて封筒を出されたものの、受け取りを拒否したと述べました。
そのうえで木戸議員は「市議会議員として、心から反省しています」と謝罪しました。
[匿名さん]