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三条市の ホームセンター ムサシ に勤めていたAさん(当時26)が05年8月に 自殺 したのは、
上司から受けた 暴行 や 暴言 などの パワーハラスメント が原因で うつ病 になったためだとして、
燕市の両親が29日、会社と上司らを相手に、慰謝料など約4200万円の損害賠償を求める訴えを新潟地裁三条支部に起こした。
訴状によると、Aさんは04年10月から
「 アークランドサカモト 」(三条市)が経営する
ホームセンター ムサシ 三条店 に勤務。
農業資材担当となったが、上司から人格を傷つけられる 暴言 を受けた。
店長に相談したが改善されず、同月中に うつ病 と診断された。
翌11月にも足でけられたり、たばこの煙を吹きかけられたりする 暴行 を受け、同年末退職した。
退職後、遺族は会社に謝罪を求め、05年6月には新潟地方労働局であっせん手続きが行われたが、不調に終わった。
Aさんは同年8月3日、自宅で除草剤を飲み、自殺 した。
遺族は、退職するまでの3カ月間にわたる 暴力行為 などが、強い心理的不安となり、短期間に うつ病 になったと主張。
会社もこうした雇用環境を放置したとしている。
父親の会社役員、Bさん(56)は
「この訴訟は、息子の訴えてきた義憤と抗議を相続したものだと思っている。
二度と過ちを繰り返してはならないと思い、提訴した」と話した。
一方、アークランドサカモト は
「社内調査で社員から事情を聴くなどした結果、遺族が主張するような 暴言 や 暴行 はなかったと認識している」としている。
朝日新聞社