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「たかが車のナンバー」で勃発した栃木県の「仁義なき抗争」
NO.8796507 2020/08/27 13:51
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皆さんは、自分の車のナンバーを正確に言えるだろうか。
ほとんどの人はさほど興味がないだろうが、一部の人にとっては非常に重要な意味を持つらしい。
「たかがナンバー、されどナンバー」、ときには車のナンバーをめぐって、深刻な争いが起こることもある。
自他ともに認める「番号マニア」のサイエンスライター佐藤健太郎さんの新刊『番号は謎』から、車のナンバーにまつわる逸話を紹介しよう。
■人気のナンバー、それぞれの理由
1998年から自動車ナンバーの希望番号制度が開始され、手数料を支払えば好みの番号をつけられるようになった。
ただし、人気の高い一部の番号は抽選となる。
「縁起が悪い」として、普通は欠番となっている下2桁「42」「49」も、希望すればつけることが可能だ。
県をまたいで共通のナンバーを使う例はないとしていったんは拒絶されたが、再申請の結果これが認められ、2008年に富士山ナンバーが誕生した。
地方版図柄入りナンバープレート「富士山(山梨県富士吉田市等) 」その他、ナンバー指定は地域差もあって面白い。
たとえば富士山周辺では「37-76」や「・223」「22-55」などのナンバーに人気がある。
それぞれ富士山の標高、「富士山」「富士五湖」に引っ掛けたものだ。
筑波エリアでは「・298」(筑波)や「29-83」(筑波山)をよく見るし、高知では「43-51」(よさこい)も見かけた。
もちろん、個人の趣味や職業を表したナンバーも多い。
ミニクーパーのオーナーは「32-98」を付けるのが定番だし、ポルシェ911やホンダS2000などでも車種名にナンバーを合わせているケースをよく見かける。
「・・68」を付けたトヨタbBを見た時にはちょっと感心したものだ。
■「矢沢永吉」「コブクロ」、そして「ナベツネ」
車以外でも、コブクロのファンである筆者の知り合いはナンバーを「52-96」にしているし、矢沢永吉のライブでは駐車場が「・830」のナンバーで埋め尽くされるとも聞く。
「・893」のベンツを高速道路で見た時には、思わず車間距離をとってしまった。