🪑 津南町雑談

人口減少対策の一環で新潟県が進める企業誘致。今年度の誘致数は過去最多となっています。こうした中、湯沢町に進出する企業が利用するのは空き旅館を改装したオフィス。新たな可能性が注目されます。

【BIXEL　廣部剛正 代表】
「まずは湯沢で人気なＶｔｕｂｅｒをつくって」

【ＦｒｅｎｚｙＬａｚｙ　片桐恵 代表】
「ＳＮＳなので、縦の動画のマーケティングとか運用を行っている」

２月１３日、湯沢町役場を訪れたのは、東京に本社を置く４社のＩＴ企業。県の

誘致で町に進出したことを報告しました。

【湯沢町　田村正幸 町長】
「町としても、できるかぎりの応援をさせていただければと思っている」

県は若者に人気のあるＩＴ関連企業の誘致を進めていて、今年度、誘致した数は１月末時点で３１社と過去最高に。

力を入れる背景には、県内の深刻な人口減少問題があり、観光業の盛んな湯沢町でも宿泊施設などの後継者不足や空き家化が課題となっています。

こうした中、今回の企業が入るのが…

【記者リポート】
「こちらの建物、もとは旅館だったということで、温泉の成分表示やフロントなど少しレトロな雰囲気も残っています。ですが、２階に上がると、おしゃれなオフィス空間が広がっているんです」

去年オープンした「ＥＳＵＲａＮ・ＹＵＺＡＷＡ」。空き家だった旅館をオフィスに改装した施設です。

【ＧＸテクノロジー　田邉公一さん】
「サーバーから全て用意してある状態でこちらで仕事をしている」

施設を運営する湯沢町のＧＸテクノロジーはおととし、町内に企業のサーバーなどを管理するデータセンターを開設。

機材の冷却には雪など町の自然を活用していて、センターの利用促進に向け、オフィス施設を開こうとしたところ、隣接する空き旅館に目が止まりました。

改装前の部屋を見せてもらうと…

【ＧＸテクノロジー　田邉公一さん】
「本当、“昭和レトロな”と言われてもその通りだけど、（宿泊施設の）管理者がいないというところが一番の問題でもあるので、そこを上手く活用していければなと思っている」

企業は３月以降、順次入居します。