🍚 新潟雑談総合

新潟労働局は５月１９日、飲食店や美容室などを運営する新潟市中央区の「ＷＯＮＥ（ワン）」（阿部真也代表取締役）が国の雇用調整助成金（雇調金）約１億５３１２万円を不正に受給していたと発表した。不正受給額は同労働局管内では過去最高。

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　雇調金は、業績の悪化に伴い従業員を休ませた場合などに休業手当を補填（ほてん）する制度で、新型コロナウイルス禍で事業縮小を余儀なくされた事業主などが利用している。

　ＷＯＮＥは新潟市などで飲食店「若旦那」グループや美容室などを７０店舗運営し、従業員数は約３００人。２０２１年度の売上高は全体で２５億円。

　ＷＯＮＥによると、２０年３月〜２１年４月、休業日の社員が働いたにもかかわらず欠勤として勤務報告するなど実態と異なる申請をしていたという。また、社員の教育訓練を行った際に報告書の署名を一部代筆で申告し、助成金を不正に受給した。

　阿部代表取締役は「雇用を守る社会的支援である助成金における不正行為となり、心からおわび申し上げます」とホームページでコメントした。

　同労働局が４月に支給決定を取り消した。ＷＯＮＥによると不正受給分のほか、罰則金など約４３００万円を加えた計約１億９３００万円を既に支払った。