🍚 新潟雑談総合

>>10 　1973S48年、中越酒造株式会社は社名を「吉乃川株式会社」と改め今にあります。 　 　東京では上野・神田・浅草・向島・墨田と新潟にルーツを持つ住民が多く住んでいた地域ではシェアされた日本酒でした。 　そこに全国区となる日本酒が近隣から立て続けに発売され、沖縄の現場でも寒梅・久保田・八海山が飲みたとの声がたくさんあり、担いで持って行ったことが何度かあった。 　 　おそらく吉乃川は勘違いしていたのでしょう、自分たちの酒が全国区であると、ところが現在、東京でもそうですが先にあげた3銘柄、あるいは2銘柄はあっても吉乃川はありません。・・・これは僕の想像です、稲川明雄氏が「ネームバリューを高めるため」との言葉を使われた意味がここにあったのではないかと思っているのです。 　まあ、そんなことは重要ではありません。　 　中越地震後、摂田屋で「醸造の町」と銘打って町おこしが始まり、お祭りが始まり、そのチラシには必ず吉乃川の工場の間を貫通する里道に「三国街道」と明記され、町おこしには官民多くの補助金が投入され、近年ではアスファルト舗装で十分な「市道」にスペックオーバーな舗装が市民の税金を長岡市によって投入され整備されています。 　 　さらに数年前の記者会見で、現長岡市長は県教育委員会のお墨付きがあるためでしょう、「三国街道の整備」と摂田屋の町おこしにこれから十億円を投入すると明言。 　 　裏日本の小さな市の小さな村の物語で終わるならそれはそれでよかったでしょう。　しかし現在はネットの世界。　　さらにはこの県の調査報告書で「小千谷〜長岡間」があまりにもひどい。 　「越後国寺泊出立、三国通江戸迄罷越候」と自身の測量日記に記し、伊能忠敬が測量したこの三国通が江戸幕府が佐渡を経営するために指定した、いま言われるところの三国街道であるか、という問題が残ります。 　この問いについては伊能図のほか、多くの物証、傍証があります。　 　しかし、ここでは物象画像が添付できません。 　傍証のひとつとしては、17年間におよぶ伊能の測量、その間16年間この幕府御用測量の命令者・老中の一人が長岡藩九代藩主牧野 忠清です。　200310　小黒