💬 雑談全国

山梨県には　１９９０年代まで
日本住血吸虫症という　寄生虫の病気が　ありました

感染者は　釜無川沿いの地域　笛吹川沿いの地域　富士川沿の地域に集中してました

特に　野牛島村(現　南アルプス市）　竜地村(現　双葉町）　中ノ割村(現　韮崎市）の住民の半数以上は
日本住血吸虫症で死にました

日本住血吸虫とは
ミヤイリ貝が出産した幼虫に寄生される病気です

感染経路は　釜無川　笛吹川　富士川周辺の　川　ドブ　田んぼ　などで　ミヤイリ貝の幼虫に寄生されたり
それらの地域の　川の水などを飲んだり
それらの地域で　栽培した　米などを食べて感染しました

感染した場合　延命治療として
山梨県昭和町の　杉浦医院で
スチブナール(寄生虫の性欲を抑える）という注射を打ったり
プラジカンテル(寄生虫を殺す）という薬を飲んだり　を毎日　繰り返しますが

この注射と薬は　副作用が　かなり強いです

日本住血吸虫は
８０年代中期までは　かなり感染者が居ましたが
ミヤイリ貝の居る地域の　全ての　ドブをコンクリート化したり
それらの地域の全ての　田んぼを埋め立てたり
それらの地域　全ての家庭に　水道を普及させて
今では　ほとんど感染する人は居なくなりました

今では　感染地域の　池などは　フェンスをして入れなくしたり
感染地域の池　ドブなどは
毎年　市町村の役所職員が　消毒をしてるから
日本住血吸虫に感染する人は
１年に　僅か　数人です

ミヤイリ貝に寄生された時の症状は
身長が　かなり小さくなり
手足は　棒みたいに痩せて
妊婦みたいに腹が膨らみ
最終的には　死にます