フジテレビ系人気アニメ「鬼滅の刃」の新作で「冨岡義勇」役を演じていた声優・櫻井孝宏(49)の続投が物議を醸している。
18日の第3期「刀鍛冶編」の第11話(最終回)の放送終了後に、続編の「柱稽古編」の制作が発表。新キービジュアルなども公開され、一部製作スタッフやキャラクターボイスを担当する声優の名前も発表されたが、そこに櫻井の名前があったのだ。
櫻井と言えば、昨年10月に一部週刊誌で不倫が報じられた。その影響で複数の番組などを降板していたが、今回続投が決定。それだけにネット上では「声優業界腐りすぎてない?」と反対の声が上がる一方「そのキャラはその声じゃなきゃいけないと思う」と賛同の声も上がっており、賛否を呼んでいる。
なぜ櫻井は不倫報道があっても早期復帰がかない、続投もできてしまうのか。その裏には、声優業界独特の2つの理由があるという。
ある事務所関係者は「まず間違いないのが、替えが利かないことでしょ」とキッパリ。その上で「男性声優は旬が長いということもあって、なかなか新人が育たない。だから仮に櫻井が降板したとしても、それに代わる人材なんていないんです」と指摘した。
たしかに、人気声優の櫻井はアニメ「呪術廻戦」(TBS系)や「おそ松さん」(テレビ東京系)などで主要キャラを務めているだけに代役は難しい。
また「櫻井などにあこがれて業界に入った人間はかなり多い。声優業界はただでさえあいさつに厳しかったりと、実は体育会系。そこに加えてスタッフも含めて総出で人気声優をチヤホヤするから、現場によっては彼らが〝神格化〟されているところもある。そうなると、世間の声は聞こえていても『降板』を簡単に決定できない」と同関係者は話している。
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