💇‍♂️ 新潟ﾍｱｰｻﾛﾝ・ｴｽﾃ

すことはフィクションです。
100歩譲って仮にフィクションでないとしても30年近くが過ぎ時効も成立しているから。
俺の記憶からはもう消えていたと思っていた。

当時の彼女がストーカーされてたんだ。まだ今みたいにストーカーなんて名前もなかった頃の話さ。
警察に被害を訴えても話すら聞いてもらえない頃の話だよ

俺も彼女も若くて引っ越す余裕もなかったし。
彼女は美容師で俺はゴロツキでブラブラしてたな

その、いつかのクリスマスイブの日に彼女宅の電話がしつこいくらい鳴ったんだ。まだ携帯なんて高い時代だから持ってなかったしね

だけどストーカーは持ってたんだよ

最初は無言電話だったけど10回目くらいの電話で突然、ストーカーがしゃべったんだよ

「俺が今どこにいるかわかるか？」って

彼女は恐る恐る「どこ？」って聞いたんだ

するとストーカーは
「こっこ、こっこ、、こっこでぇ〜す」って
イッテQのイモトみたいには言わなかったよ

彼女は怖がりながらも「今どこですか」って聞いた。

ストーカーはアパートの前まで来ていて
「ドアの前だよイッヒッヒッヒッヒ」でゲスい笑い声をあげたんた。

そこからのことはよく記憶していないけど目の前には明らかに死体とわかる男が倒れていた。

ま、結論から話すとその事件から半年後に彼女は自分の店を持つ夢も叶わず精神的に参ってしまい自殺した。
解体を手伝ってくれた肉屋のオッサンも良心の呵責からか１年もたずに自殺した。

もう忘れていた遠い日の記憶。悪夢。
そのトラウマを呼び起こす事件がクリスマスイブにあったとしたら俺はどうなると思いますか？

取り乱します。

糸冬