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外反母趾の急性期は、受傷から3週間程度で、膝の痛みや腫れ、膝関節の可動域制限が生じます。この間は荷重歩行が困難になるため、松葉杖での免荷歩行が必要になります。
外反母趾の特徴的な症状は、足の母指（親指）の先が人差し指（第2趾）のほうに「くの字」に曲がること、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛むことです。その突出部が靴に当たって炎症を起こし、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。
外反母趾の治療方法は保存療法と手術療法があり、保存療法には①靴指導、②運動療法、③装具療法、④薬物療法があります。
ほとんどの外反母趾は自宅で無理なく、しかも自分で治せます。たいていの外反母趾は3カ月で半分、1年あれば全快します。「グーパー」リハビリ運動から始めましょう。自宅で簡単にできるテーピング療法ならどんな時でも安心、効果的です。
外反母趾になりやすい人は、人間の足の指の形には3種類ありますが、そのうち親指が一番長い形の人たちです。親指が靴の先端に当たって圧迫を受けやすいからです。しかし、親指が一番長くない人でも、圧迫を受けるような靴を履けば、外反母趾になる可能性があるので注意が必要です。
これは情報提供のみを目的としており、医療上のアドバイスや診断を行うものではありません。