🚨 事件・事故

過激派「イスラム国」に人質になっている後藤健二さんと湯川遥菜さんの救出に、特殊部隊が出動する可能性が出てきた。

21日（日本時間22日）に英ＢＢＣ放送が「英国か米国の特殊部隊が協力する可能性がある」と報じた。

日本人２人の殺害警告の期限は23日午後２時50分ごろに迎える。

「あらゆる手段で」と安倍首相は話すが、実際には２人の救出、解放に具体的な手立てがないのが実情だ。

交渉どころか、満足に接触すらできていないからだ。

かといって「イスラム国」が要求する身代金は出せない。

政府はすでに「テロには屈しない」と拒否の姿勢を示している。

米国務省のサキ報道官は22日(日本時間23日未明）、「（身代金支払いは）すべての市民を危険にさらす。日本側へ非公式に伝えてある」と反対の立場を改めて表明。

キャメロン英首相も同じ立場で日本側にクギを刺している。

人質解放は交渉、身代金より奪回作戦で、というのが両国の考えだ。　

だが、特殊部隊出動が人質解放につながる保証はない。

米国は昨夏、拘束されている米国人記者の解放に特殊部隊を投入。

監禁場所を急襲したが、人質はおらず、作戦は失敗している。

これまで「イスラム国」から人質を救出できたのは、水面下での金銭の支払いか、戦闘で捕虜にしたイスラム国兵士との交換しかないという。