陳玘(チェンチー)の使用用具・大会成績・プロフィール

今回は、陳玘（チェンチー・中国）を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本情報から、国際大会の成績などに触れていきます。

陳玘とは

陳玘とは、殺神の異名を持つ、ダブルスの名手として活躍した中国の元卓球選手です。

陳玘（チェンチー/Chen Qi）は1984年4月15日生まれの39歳（2024年1月時点）で、中国の江蘇省南通市出身です。若くして結果を残しており、2002年に中国ナショナルチームに加入しました。

2014年にナショナルチームを脱退するまで、世界トップで活躍し続け、男子ダブルスではオリンピック、世界選手権を含め多くのタイトルを獲得し、ダブルスの名手として有名です。また、荒々しいプレーが多く、「殺神」の異名を持っています。

2018年にはコーチとしてナショナルチームに復帰し、現在は指導者として活躍しています。2020年には、国家体育総局から2020年スポーツ勲章一級を授与されています。

陳玘の戦型は左シェーク裏裏の攻撃型で、非常に威力があり、キレのあるフォアハンドが魅力の選手です。

シングルスではかなり荒っぽい卓球をしており、ブロックを弾き飛ばすほどの高威力なフォアドライブを放ちます。勢いに乗ると両ハンドが止まらなくなり、非常に攻撃的なスタイルで卓球をします。ロングサーブを使用することも多く、相手を崩してからの回り込みドライブは、相手は止めることができません。

また、両ハンドのカウンターも特徴です。ブロックでいなすようなところでも、積極的にカウンターを狙いに行きます。荒っぽさで自滅することもありますが、荒々しさこそが魅力の選手です。

現役引退時の陳玘の使用用具は、ラケットがバタフライの『張継科 SUPER ZLC』、フォア面が紅双喜の『キョウヒョウNEO3』、バック面はバタフライの『テナジー05』です。

陳玘は2024年1月時点で世界ランキングを持っていません。最高ランキングは4位（2004年11月）で、引退時の世界ランキングは22位（2014年2月）です。