医療法人「徳洲会」グループが昨年12月の都知事選の前に猪瀬都知事(67)側に5000万円を提供していたことが22日、分かった。
猪瀬氏はこの選挙で当選した。
その後、徳洲会グループが公職選挙法違反容疑で東京地検の強制捜査を受けると、猪瀬氏の秘書が5000万円を返したという。
猪瀬氏は11月上旬、知人とともに徳洲会グループの徳田虎雄前理事長を訪ね、出馬を報告、あいさつをしたという。
「応援します」と応じ、その後5000万円が渡された。
ところが年末に都選管に出した選挙費用収支報告書には記載がない。
裏金だ。
慌ててカネを返したのはうしろめたさの表れだろう。
カネを無心に行っておいて、ひた隠しにし、選挙違反がばれたら返す。
出納責任者が報告書に虚偽の記載をすれば3年禁錮または50万円以下の罰金が科される。
【日時】2013年11月22日(金) 10:47
【提供】日刊現代