🗞️隣の部署から聞こえてきた「１、２、３で貼り付けてね」その正体は？

Microsoftのofficeシリーズなど、便利なパソコンソフトにはさまざまな機能が搭載されている。ユーザーに画面上での操作をわかりやすくするために、パソコンソフトにおける機能は、簡単なアイコンで表示されていることが多いため、初見だとなんがなんだかわからない人もいらっしゃるはずだ。そのため、相手にパソコンで行ってほしい操作の指示を出す際は、機能の名称を伝えるよりも、アイコン画像の特徴を伝えた方がやり取りがスムーズになることもある。

2023年6月8日に投稿された、筒井.xls@Excel関数擬人化本3/14発売！@Tsutsui0524さんの「隣の部署から聞こえてきた「1、2、3で貼り付けてね」の正体コレか」というツイートには、Excelのとある操作を示すアイコンの写真が添えられていた。この投稿には、2.6万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。

隣の部署から聞こえてきた「1、2、3で貼り付けてね」の正体コレか pic.twitter.com/QH8H3ZIfSS
— 筒井.xls@Excel関数擬人化本3/14発売！ (@Tsutsui0524) June 8, 2023

「1、2、3で貼り付けてね」って、どういうこと？

「1、2、3で貼り付けてね」と聞くと、何かを同じタイミングで一斉に貼り付けなければいけないのかと勘違いしてしまいそうだが、どうやらそういうことではないらしい。ツイートには、Excelの貼り付けオプション項目のひとつである「値のみを貼り付け」のアイコンを丸で囲んだ画像が添付されている。

（画像は「筒井.xls@Excel関数擬人化本3/14発売！（@Tsutsui0524）」さん提供）

「値のみを貼り付け」のアイコンは、フリップボードに「１２３」という数字が描かれているデザインなので、つまり冒頭の「１、２、３で貼り付けてね」とは、「値のみを貼り付けてね」という意味だったのだ。

なお、Excelにはこのほかにも、さまざまな貼り付けオプション機能が存在する。使っているExcelのバージョンによってアイコンのデザインは若干、異なるのだが、フリップボードとともに描かれている文字や記号の違いで、Excel上でコピーしたデータの貼り付け方を細かく指定することができるのだ。

いつも何気なく使っている貼り付け機能だが、この機会にどういった正式名称なのかをチェックしてみるのもおもしろいかもしれない。

Excel初心者にも伝えやすい呼び名

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「体操の掛け声みたい(笑)」「かわいいｗ」など、アイコンの呼び方に思わずなごんだとの声や、「これはわかりやすい。Excelを知らない人にお願いする時には意外に有効かも。他の貼り付け方法をどう伝えているのか興味ありますね。」と、Excel初心者に操作を伝える時には便利なのではないかとの声など、さまざまなコメントが寄せられていた。

各種、貼り付けアイコンの呼び方については、リプライ欄で別のユーザーが「白紙で貼り付け　123で貼り付け　fxで貼り付け　縦横で貼り付け　%で貼り付け　無限で貼り付け」と、コメントしている。この他にも貼り付けのオプションは想像以上にバリエーションがあるので、すべてを把握している人は意外と少ないかもしれない。

Excelよりも、普段はWordを使うことが多い筆者は「テキストのみ保持」の貼り付けオプションをよく活用している。「テキストのみ保持」のアイコンは、フリップボードにローマ字の「A」が描かれているのだが、たしかに心の中ではいつも「Aで貼り付け」と呼んでいたので、他にも似たような人がいることがわかって、なんだか妙な親近感がわいた次第である。