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家族や恋人よりもはるかに長い時間を共にしている存在といえば、そうiPhoneだ。もはや四六時中手放すことのできないアイテムの一つで、明日の朝だって、iPhoneに起こしてもらわねばならないから、寝るときだっていつも一緒だ。全財産も把握されているし、趣味嗜好もすべてが詰まっている。

iPhoneがわれわれの生活をガラリと変える日本上陸をはたしてから15年以上の月日が経過しているが、時々、iPhoneの操作性の悪さにイラっとしつつ、「初期よりは落ち着いたかな」、「まぁ、iPhone以上のスマホはないし」と思いながら過ごしていた平穏な日常に、突如として「iPhoneやべぇ」となるポストがSNSを賑わせている。筆者も思わず「まさか」と呟いてしまった今話題のポストを、ぜひご紹介させてほしい。

9万枚!? って、どれだけ重いんだ……

今回ご紹介するのは、X（旧Twitter）を驚きの渦に巻き込んでいる三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんのポストだ。

超アナログ、iPhone写真の全選択削除マシーン🍋

iPhoneローカルの写真がバグって9万枚の写真を全削除する必要が。しかし全削除は一発でできない（Macでも不可能）😢
Appleに電話したら「9万枚を1枚ずつ選択して消すしかない」と抜かすので、指の代わりに静電容量でタッチ反応するレモンを召喚。快調。 pic.twitter.com/HezCzuQLQ2

— 三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車 (@twyoichi) January 27, 2024

動画を見ただけでは「なんじゃこりゃ!?」となってしまう強烈な絵面だが、なぜレモンがiPhoneに縛りつけられているのだろうか。

三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんによると、なんらかのバグでiPhoneのローカルに9万枚の写真が保存されてしまっており、これらをすべて削除する必要がでてきたとのことだ。通常であれば、一括選択ボタンを押すことによって一気に複数枚の写真を消去する機能が搭載されているiPhoneであるが、なんと、さすがに9万枚を一気に削除しようとすると、処理落ちしてしまうらしい。

またリプライ欄でも説明されているが、macに接続しようにも写真が認識されない状態にあり、インストール中のアプリの関係で機器のリセットは回避したい状況というのが、背景にあったそうだ。

「なぜ保存はできるのに、削除はできないのか」と呆然としてしまうが、三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんが実際にサポートに問い合わせてみても「1枚ずつ選択するしかない」との解答であったとのことで、三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんは、9万枚の写真をアナログな手法で消去する必要に駆られていたのである。

リンゴのせいで腱鞘炎になるぐらいなら……レモンの静電気で受けて立つ！

そこで、三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんが考案した方法が、先ほどのポストで紹介されていたレモンを用いる方法である。

（画像は「三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車（@twyoichi）」さん提供）

iPhoneがタッチスクリーン式であることを利用して、レモンの静電容量でタッチ反応を起こし、複数枚の写真を猛スピードで選択しているのである。9万枚を一気に削除しようとすると、処理落ちしてしまうApple製品の代表格　iPhone様なので、レモンの力で1万枚程度を選択→削除を繰り返す攻勢だ。

健気にスクロール＆写真選択を繰り返すレモンの姿に、リプライ欄でも「レモンが無言でがんばる姿が最高」、「米津玄師もびっくり」、「レモンもまさかこんな使われ方をすると思っていなくて困惑した表情を浮かべているな」などのコメントが寄せられている。

もちろん思わず、iPhoneを投げ飛ばしたくなるほどイライラしたであろうこの状況で、見事な装置を創り出した三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんには、「かしこい」、「テクノロジーに負けていない人知！」、「天才、現る。」などの感想が寄せられている。このように頭のいい人が、人類滅亡の危機においても生き残るのだろうなぁと感心しきりだ。

もしみなさんも、万が一のバグで9万枚もの写真を消去する必要に駆られた際は、三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車@twyoichiさんにならってレモンを準備してみてはいかがだろうか。

※サムネイル画像（Image:「三文字 昌也 | 流動商店 台湾夜市 銭湯山車（@twyoichi）」さん提供）