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若手声優の村川梨衣が29日に放送された『中居正広のミになる図書館』（テレビ朝日系）に出演し、大きな爪痕を残すことに成功したようだ。

この日が地上波バラエティ初登場となった村川は、緊張で顔を強張らせながらも、「よろしくおねがいします！」と大声で挨拶。

続けて司会の中居正広（43）に「おいくつなの？」と聞かれると、「私には、そういった概念がないんです」と独特な言い回しで年齢を非公開にしていることを明かした。

かなり緊張している様子だったが、冒頭から不思議な空気を漂わせた村川。

その後、自身の悩みである「花粉症」がトークテーマになると、さらに個性的なキャラを発揮することになった。

花粉症について中居に話を振られた村川だが、なぜか「ここで私、思い出したんですけれども、今さらながら愛称がありまして。
俗に言うニックネーム的なものがありまして。
申し上げてもよろしいでしょうか」と、いきなり切り出したのだった。

周囲が困惑する中、村川は「ここで発表します。
私のニックネーム、実は"りえしょん"なんです〜」と続け、花粉症の話には入らず。

しびれを切らした中居は「なるほどね」と冷たくあしらい、何事もなかったかのように番組を再開した。

しかし、中居が花粉症の説明を始めると、村川は「待って待って！　ちょっと早い。
ダメですよ中居さん、それを言っちゃダメ。まだダメ。ダメダメ」と大声で制止。

台本上では村川が花粉症の説明をする予定で、自分の役割を果たせなかった彼女はかなり焦ったようだ。

これを面白がったレギュラー出演者の劇団ひとり（39）が説明を続けると、「コラーッ！　コラコラコラーッ！　待て待て待て！　ストップストップー！」と、オーバーなリアクションと共に絶叫するのだった。

「もともと声優ファンの間では、村川さんのエキセントリックなキャラは有名で、今回の出演が決定した際も、ネット上には『放送事故にならなきゃいいが...』と心配の声が上がっていたほどです。
声優関連のラジオやネット番組で見せる暴走トークや、常に笑いっぱなしの状態が地上波で流れることに、『楽しみだけど、ちょっと怖い』と複雑な思いを抱くファンも多かった。
まあ、十分スタジオを混乱させていたので、ファンの心配は的中したと言えそうですが（笑）。
しかし、番組を盛り上げたのは間違いない。
本当に収拾のつかない暴走をしていたら編集でカットされるので、番組サイドも村川さんの活躍は認めているということでしょう。
それに、共演者のトークに大きなリアクションをする姿などもたびたび映し出されていて、タレントとしての役目もしっかり果たしていました。
ネット上の反応をみるに、アニメファンではない人にも"個性"が注目されたようなので、今後バラエティ進出に弾みがつくかもしれません」（ネットライター）

ハイテンションで声優といえば、バラエティでの活躍が目覚ましい金田朋子の名が挙がるが、村川もこれに続くのだろうか...。

「今回の番組で本人のキャラがフィーチャーされるカタチになりましたが、村川さんは若手声優の中でも実力派として知られています。
さまざまな役柄に対応できる器用さがあり、デビュー作の『FAIRY TAIL』では負けん気の強い元気な少女を、『ビビッドレッド・オペレーション』では病弱な資産家の令嬢、さらには『ナノ・インベーダーズ』における大人しい少年や『えとたま』での天真爛漫な女の子など、それぞれ見事にこなしていた。
アニメファンの中には素顔をさらすバラエティ出演に否定的な人もいますので、テレビ露出が過剰になっては反発が起こるかもしれません」（アニメライター）

中居をはじめ、テレビで活躍するタレントたちを困惑させながらも、スタジオを大いに盛り上げた村川。

個性的なキャラを持つ人気声優の彼女が、今後どういった活躍を見せてくれるのか注目したい。