フランスを国賓訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日午後(現地時間)、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアズレ事務局長と会談し、朝鮮半島の平和と繁栄に向けた教育・文化・科学分野の協力強化方案について意見交換した。
文大統領はユネスコが1954年、韓国に教科書の印刷工場を設立し、戦後教育の再建を支援するなど韓国の発展や民主主義、定義、人権の価値を実現する過程で多大なる役割を果たした大切なパートナーだと評価した。
また、アズレ事務局長が朝鮮半島の平和定着に向けた韓国政府の努力を支持していることに謝意を表し、今後も持続的な関心を要請した。
これにアズレ事務局長は朝鮮半島の恒久的平和定着への文大統領の努力を高く評価し、平和の理念下に設立されたユネスコも朝鮮半島の平和プロセス推進に緊密に協力するという意志を強調した。
文大統領とアズレ事務局長は教育・文化・体育などの分野における南北間交流と協力が長い分断による間隙を克服し、朝鮮半島の恒久的な平和課繁栄の基盤を作る上で役立つ点に認識を共にし、DMZ(非武装地帯)一帯の国際的な自然生態保全地域指定、韓国・北朝鮮の有無形文化遺産登録および管理、北朝鮮の教育分野で積極的に協力していくことで合意した。
【日時】2018年10月17日(水) 11:20
【提供】WoW!Korea